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FiiO、デュアル磁気回路のセミオープンイヤフォン。約1.7万円

「JD7」

エミライは、FiiO Electronicsのセミオープン型イヤフォン「JD7」を1月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,500円前後。

10mmダイナミックドライバーを1基搭載。振動板を駆動させるための磁気回路をドライバーの内側と外側に設けるデュアル磁気回路構成にすることで、磁束密度を高め、振動板を適切にコントロールするという。

半結晶ポリマーにPU(ポリウレタン)製のサスペンションを組み合わせた複合素材振動板を採用。剛性が高いため応答性能に優れるポリマー素材と艶やかな響きを加えるポリウレタン素材を組み合わせることで、深みのある低域表現と歯切れの良さを感じさせるクリーンな音調になるとする。

ハウジングは、ダイナミックドライバーのパフォーマンスを引き出すため、内部の空気圧を段階的に最適化する二層構造で設計。各層が音質に悪影響を及ぼす振動を抑制することで、より歪みのないクリーンなサウンドを実現するとしている。シェル素材は316Lステンレスで、耐久性や装着感に優れるとする。

セミオープン型のため、より低音域から高音域までのレンジが広い自然なサウンドを実現するという。また、ハウジング内の空気圧が適切に調整されるため、長時間のリスニングであっても耳へのストレスが効果的に緩和されるとしている。

スマートフォンのようなオーディオ機器以外のデバイスと接続した場合でも優れた音質を発揮できるよう、ダイナミックドライバーが生み出す磁束を効果的に増幅する「磁気伝導増幅器」を搭載。増幅後の磁束は1テスラに達し、ドライブが容易な108dBの感度を実現した。

サウンドチューニングは、「多数のリスナーにとって理想的」とされる「ハーマンターゲットカーブ」に近い周波数特性に調整されている。周波数特性は20Hz~40kHz、インピーダンスは32Ω。

ケーブル素材は銀メッキ単結晶銅で、コネクタはMMCX。独自の超薄型ソフトイヤーチップ「HS18」(S/M/L)、バランス重視型シリコン製イヤーチップ(S/M/L)、フォームイヤーチップ(M)、MMCXアシストツール、クリアストレージケース「HB1」が付属する。