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FiiOからインナーイヤー型「FF3」。約16,940円

「FF3」ブラック

エミライは、FiiO Electronicsのインナーイヤー型イヤフォン「FF3」を9月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,940円前後。カラーはシルバーとブラックを用意する。

「FF3」シルバー

ハイブリッド素材による14.2mm径のダイナミックドライバーを搭載。振動板にはPU(ポリウレタン)をベースとし、ドーム部分にベリリウムコーティングを施したハイブリッド振動板を使っている。

「高剛性かつ軽量なベリリウム素材により不要な共振が低減された艶やかな中高域と、PU素材による14.2mm口径の大型振動板を構築することでよりダイナミックかつ自然な低域再生を両立した」という。

この振動板を駆動するためのボイスコイルには、日本のダイコク製超微細銅クラッドアルミニウム線を採用。直径0.033mmの極細線により構成されたボイスコイルは極めて軽量で、振動板の振幅を妨げることなく全帯域における解像度の向上を実現したとする。

楽器のドラムをモチーフとして、新たにドラム型の構造を持ったイヤフォンハウジングを新設計。この構造は「アコースティック的に低域の響きや質感をより効果的に引き出すことができ、音楽の音色を正確に再現します」という。

「FF3」ブラック

開放構造のため超低域の再生が難しいインナーイヤー型において、より低い再生周波数を実現するため、アコースティックチューブ構造を採用。筐体内部の空間を最大限に活用し、内部に設けられた音導管構造により振動の減衰を高め、イヤフォンの共振点を下げている。

これによって、FF3は通常のイヤフォン装着状態で90Hzの低周波を再生し、42.5Hzまでの有効周波数帯域(周波数応答が10dB以下となる周波数帯域)を実現した。

ケーブルは、総計152本の高純度銀メッキ単結晶銅線材を採用。高音域の解像度を向上させながら、不要な擦過音を低減した。ケーブルのシースには、ドイツ製のTPUを採用。

付属のイヤフォンケーブルでは、オールアルミ製の筐体に交換可能な3.5mm/4.4mmプラグが付属。

筐体は、316Lステンレススチールを採用。表面には研磨加工とPVDメッキを施している。背面のフェイスプレートには高透過率強化ガラスを採用。3種類のスポンジカバーが付属し、低音強調、バランス重視、高域強調の微調整が可能。

周波数特性は20~20kHz、インピーダンスは45Ω@1kHz。感度は105dB(1kHz@1mW)。最大入力電力は100mW。ケーブルを含めた重量は31g。