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ソニー、動画向けに超広角で使える標準ズームレンズ「FE 20-70mm F4 G」
2023年1月18日 07:00
ソニーは、35mmフルサイズ対応のEマウント標準ズームレンズ「FE 20-70mm F4 G」を2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は185,000円前後。発売に先駆け、1月24日より受注開始する。
超広角20mmからの標準ズームレンズ。動画撮影を目的にフルサイズミラーレスカメラを購入する人が増え、そういったユーザーが選ぶ「α7 IV」や「α7C」などのカメラと一緒に1本目のレンズとして選ばれるのが標準ズームレンズの「FE 24-105mm F4 G OSS」と超広角単焦点の「FE 20mm F1.8 G」だという。
そこで今回、動画撮影向けに需要のある超広角20mmからスタートし、70mmまでをカバーする標準ズームレンズを用意した。35mmフルサイズセンサーに対応し、ズーム全域開放値がF4の標準ズームレンズとして、20-70mmの焦点距離は初だという。
最新の光学設計とソニー独自のXD(extreme dynamic)リニアモーターにより、外形寸法78.7×99mm(直径×高さ)、重量約488gの小型軽量化を実現。コンパクトなミラーレスカメラ本体と組み合わせて、さまざまなシーンで超広角から中望遠まで高い描写性能を発揮する。
高度非球面(advanced aspherical)レンズ2枚、非球面レンズ1枚、ED(特殊低分散)ガラス3枚に加え、ED非球面レンズ1枚を用いた構成で、色収差/球面収差を同時に良好に補正し、超広角20mmから70mmまでズーム全域で画面中心部から周辺部まで高い光学性能を装備。
ズーム全域で開放値F4の明るさも実現し、意図した絞りで撮影が行なえる自由度を備えているとする。
推力効率が大幅に向上し、AF性能は従来のレンズ「FE 24-70mm F4 ZA OSS」と比較して60%向上。トラッキング性能も同レンズと比較して2倍高速化しているという。
レンズ内手ブレ補正も備え、αシリーズの手ブレ補正機能「アクティブモード」に対応。アクティブモードでは少し画角が狭くなるが、超広角20mmとの組み合わせで広い画角のまま強力な手ブレ補正効果が得られるとしている。
ズーム操作に伴うフォーカスシフトや軸ずれを抑制しているほか、動画撮影時に別の場所にフォーカスを合わせた際に画角が変わってしまう現象「フォーカスブリージング」の抑制機能も備えている。
最短撮影距離はAFで0.3~0.25m、MFで0.25m。最大撮影倍率は0.39倍。フィルター経は72mm。本体にズームリング、フォーカスリングに加え、絞りリングも搭載。そのほかフォーカスホールドボタンを2つ装備、絞りリングクリック切り替えスイッチ、AF/MF切り替えスイッチやアイリスロックスイッチなどを備えている。花形フードが付属する。