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FiiO、約3,300円のセミオープン型イヤフォン「JD3 Black Edition」

「JD3 Black Edition」

エミライは、FiiO Electronicsのセミオープン型IEM「JD3 Black Edition」を1月27日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,300円前後。

9.2mmダイナミックドライバーを採用した「JD3」をベースに、新しいサウンドチューニングやカラーの変更、3.5mm to Type-Cアダプターを追加したバリエーションモデル。基本的な製品の構造はJD3と共通だが、筐体素材やダイヤフラムの変更も行なわれ、ベースモデルとは異なる新たなサウンドを楽しめるという。

チタンメッキが施された複合素材ダイヤフラムを採用した、9.2mm径の大口径ダイナミックドライバーを搭載。二重構造のハウジング内部には細部にわたって音質優先の設計が施されている。

ドライバーには、十分な駆動力を備える高磁束のネオジムマグネットを採用。加えて、軽量かつ高い内部損失を持つ複合素材の振動板を採用し、ボイスコイルにはCCAW(銅被覆アルミ線)するなど、可動部分の軽量化を行なうことで高い過渡特性を獲得。軽い振動板を強力な磁石でドライブすることにより、107dB/mWの高感度を実現し、クリアな中高域と深い低域を提供するという。

セミオープン構造により耳の気圧調整を自動的に最適化するFiiOの特許技術「バランスド・プレッシャーリリーフ・システム」により、大振幅に対しても歪みのない、自然で弾力ある低音を実現。

また、ドライバーの直近には不要な音波を吸収するための吸音材を配置することで、定在波を大幅に低減。歪みのないクリアな音質を実現した。

サウンドチューニングはベースモデルとは異なり、より多くのリスナーに好まれるサウンドを目標にして、「ハーマンターゲットカーブ(in Ear 2019)」に近しい周波数特性になるように再チューニングしたという。

ハウジングは、アルミニウム合金素材による繋ぎ目のないユニボディー構造を採用。高い剛性による音質の向上と、長期間の使用でも劣化しにくい耐久性の高さを備えている。

ケーブル部にはマイク内蔵リモコンを装備。3.5mm to USB-Cアダプタも付属するため、イヤフォンジャックのないデバイスにも接続できる。

周波数特性は10Hz~40kHz。インピーダンスは16Ω。感度は107dB/mW。重量は約19.3g。イヤーピース(SS/S/M/L)などが付属する。

【お詫びと訂正】記事初出時、付属品に“収納ポーチ”も記載しておりましたが、その後情報が更新され、付属しないことになりました。記事を訂正しました。(2月2日17時)