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FiiO、上位モデルと同じ素材のドライバーで約6600円の「FD11」

FD11

エミライは、FiiO Electronicsのイヤフォン「FD11」を7月14日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,600円前後。

FiiOがこれまでのイヤフォン設計で培った「カーボンベースダイヤフラム」を搭載するダイナミックドライバーや、「内外磁気回路設計」といった最新技術を導入しながら価格を抑えたエントリーモデルのイヤフォン。

ドライバー径は10mmで、上位モデルである「FH15」や「FF5」と同様のカーボンベースダイヤフラムを採用。素材となるカーボン繊維は非常に軽量且つ剛性に優れるため、歯切れ良く、滲みのないクリアーなサウンドを実現する。

内外磁気回路設計により、111dB/mW@1kHzの高能率を実現。単一の磁石を搭載する一般的なダイナミックドライバーと比較して、ダイヤフラムをより強力に駆動することが可能になり、低歪みで力強いサウンドになっているという。

ダイナミックドライバーの背面には、特徴的な二層構造のチャンバーを装備。このチャンバーがダイナミックドライバーから生じる空気圧を適切に制御し、振動板の動作をスムーズにすることで、ダイナミックドライバーの性能を最大限引き出すとしている。

内部に設けられたC字型音響管により、ハウジング内の空気の流れを適切に制御。共振周波数を下げることで、豊かな低域を実現した。

明瞭で自然なボーカル表現に拘ったチューニングを施しており、特にボーカルを重視する音楽のリスニングに向いているという。「14kHz付近や18kHz付近の周波数を適切に強調することにより、伸びの良い高域やリアルな空気感を再現した」という。

ハウジングは巻き貝をイメージした特徴的な形で、亜鉛合金をダイキャスト成形し、研磨と電気メッキを施すことで製造。内部の定在波を抑制する効果を備え、優れた耐久性を実現した。デザイン面でも、装着時に三箇所の接触面で保持するよう人間工学に基づいて設計している。

イヤフォン側端子は0.78mm 2ピン。付属ケーブルのプラグは3.5mmステレオミニ。周波数特性は20Hz~40kHz。インピーダンスは24Ω(@1kHz)。イヤーピース(S/M/L)などが付属する。