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「金曜ロードショーとジブリ展」開催。年内は東京と富山で

「金曜ロードショーとジブリ展」
(C)Studio Ghibli

日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の歴史をたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」の開催が決定した。2023年内は東京と富山で行なわれ、来春以降、全国各地での巡回も予定されている。

東京展は、天王洲・寺田倉庫B&C HALL/E HALLで、6月29日~9月24日に開催。富山展は富山市・富山県美術館で10月7日~2024年1月28日に開催される。チケットは日時指定制で、詳細は後日発表となる。

1985年に始まった金曜ロードショーでは、'86年に「風の谷のナウシカ」を初放映して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきた。今回の展示では、放送された時代ごと放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせるという。

「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」
(C)Studio Ghibli

またナウシカに登場する“腐海”を表現した空間「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」や映画の世界に飛び込めるようなフォトスポットも登場する。王蟲の世界では、稀代の造形作家として、世界に多くのファンを持つ竹谷隆之氏らが作成した造形物をもとに、映画に登場する“腐海”をリアルに表現。「圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ空間は、来場者を魅了することでしょう」という。

フォトスポットは、スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できるというもの。「まるで架空のスタジオに迷い込んだような空間で、次々にいろんな作品の主人公になれます。どの作品が選ばれるか、お楽しみに!」とのこと。そのほか、'18~'19年に開催された「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」も登場する。

「ジブリの幻燈楼」
(C)Studio Ghibli