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Cleer、オープンイヤー完全ワイヤレス「ARC2」近日先行販売。可動式ヒンジ進化

「Cleer ARC2 Music Edition」

エミライは、Cleer製のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤフォンの新モデル「Cleer ARC2」のティザーページを公開。さらに、GREEN FUNDINGにおいて近日先行販売を行なうと発表した。利用シーンにあわせ「Music」「Sports」「Game」の3つの製品バリエーションを用意。基本モデルが「Music Edition」となる。バリエーション毎の違いは後述する。

Cleerは、2012年にアメリカ・南カリフォルニアのサンディエゴで設立されたオーディオメーカー。米ソニーで長年オーディオ製品に関するキャリアを積んだパトリック・ファン氏が創業。音質チューニングやプロダクトデザインに多くの日本人が携わっているなど、日本人の感性にあった“ものづくり”を強みとしている。

「Cleer ARC2 Music Edition」
装着イメージ

Cleer ARC2は耳掛けタイプのオープンイヤー型。前モデルで好評だったという可動式のヒンジを改良。イヤーフック部分の素材をシリコンとし、伸縮性や柔軟性を向上させた。

16.2mmの超大口径ドライバーを採用しているほか、デュアルサイド・チャンバー構造、独自のDBE(Dynamic Bass Enhancement)テクノロジーを搭載。日本人音響エンジニアを含む経験豊富なチームがチューニングを担当し、「卓越した音質を実現した」という。

斜め上から見たところ

周囲への音漏れを「可能な限り抑制した」とのこと。人間工学に基づいてドライバーを適正な位置にフィッティングする、ダイレクトサウンド構造を採用する。

空間オーディオ対応し、リアルタイムに頭の動きを自動検知する高精度6軸センサーを備えている。

Qualcommの最新SoC「QCC3071」を搭載。BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptX Lossless、aptX Adaptive(96kHz/24bit)に対応。Qualcommの定める接続性・低遅延・音質の基準をクリアした「Snapdragon sound」認証も取得している。

複数人で同じ音楽を聴いたり、音楽をシェアしたり。自由な使い方を可能にする新世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」規格にも対応。

Bluetooth 5.3に対応し、パソコンとスマホなど、複数機器と同時接続が可能なマルチデバイス(マルチポイント接続)もサポートする。

騒がしい屋外でもクリアな通話を実現するというデュアルマイク構成。環境音の大きさに合わせて通話音量を自動調整するインテリジェントコントール機能も搭載した。

Music EditionとGame Editionは、汗や水濡れを気にせず使えるというIPX4の防水設計。バッテリー持続時間は8時間。充電ケース併用で最大35時間の使用が可能。

EQや各種設定のカスタマイズなどに加え、イヤフォン落下検知機能などを備えた純正アプリ「Cleer+」も用意。

ここまでの主な特徴はMusic Editionのものとなる。

Sports Editionの特徴

Sports Edition

充電ケースに紫外線LEDランプを搭載。充電時に雑菌を99.9%除菌する事で、不快な匂いを抑制し、効果的に消臭できるという。

さらに、ワークアウトの動きを検知し、音質を自動でコントロール。「どんな動きでも安定した音質を実現」するという。

防水性能も高めており、ワークアウト後に水洗いも可能な「IPX5」に対応。イヤフォン本体に撥水加工も施している。

Game Editionの特徴

Game Edition

59msという低遅延を実現する専用USB-Cドングルを同梱。正確に敵・味方の位置を把握するための「FPSモード」と、より広い空間表現を生み出す「RTSモード」を切り替えられる専用ゲーミングモードを備えている。