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Bang & Olufsen史上“もっともパワフル”なWi-Fiスピーカー
2023年4月27日 19:00
Bang & Olufsenは、いま注目を集めているデンマーク人とイタリア人のデザインユニット「GamFratesi(ガムフラテ－ジ)」とデザインコラボレーションしたポータブルWi-Fiスピーカー「Beosound A5」を、4月27日に発売した。価格はNordic Weaveが144,990円、Dark Oakが159,990円。
ブランド史上、もっともパワフルなポータブルスピーカーで、「圧倒的な表現力であらゆる音源を細部まで再現する」という。フロントに5.25インチのカスタムウーファーと、3/4インチのツイーターを、背面には斜めの角度で2インチのフルレンジドライバーを2基搭載する。
クラスDアンプを搭載し、合計出力は280W。「強いサウンドのなかに深みのある低音と繊細で豊かな中高音は、広い空間でも360°全方位に広がり、リスナーの耳だけではなく心までも捉える」とのこと。再生周波数帯域は32Hz～23kHz、最大音圧レベルは101dB SPL@1m(SPL)。
本体内蔵のマイクを使い、空間に応じて最適なサウンドに調整する「RoomSense」も利用可能。フラッグシップスピーカー「Beolab 90/Beolab 50」のDNAを受け継いだビームフォーミング技術も採用する。なお、スピーカーフォンとしては使用できない。
Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBCとAACをサポート。ストリーミングサービスとしてApple AirPlay 2、Chromecast built-in、Spotify Connect、Tidal Connect、Deezerに対応する。2台をペアリングしてステレオ化することもできる。
筐体には、アルミニウムとオーク無垢材を採用。アルミニウムの本体に、漉き紙を使った繊維素材のNordic Weaveと、本物のオーク材を用いたDark Oakの2種類のカバーが使われ、木材の持ち手も備える。IP56の防水仕様。
再生可能時間は12時間以上で、充電ポートはUSB Type-C。本体トップ部にはQi充電機能を備え、スマートフォンなどの対応デバイスに給電することができる。本体操作はBang & Olufsenアプリからも行なえる。
デザインコラボレーションしたGamFratesiは、2006年にデンマーク人の建築家Stine Gamと、イタリア人の建築家Enrico Fratesiによって、コペンハーゲンで設立。伝統とリニューアルデザインの融合、デザイナー自身が厳選した材料や技術を用いた、実験的なアプローチのデザインが特徴で、古典的なデンマークの家具や伝統工芸の要素とイタリアのインテレクチュアルかつコンセプチュアルなアプローチも取り入れている。
Beosound A5のデザインでは、「Bang & OlufsenのアイコニックなBeolitシリーズやスカンジナビアの自然や文化に見られる色や素材など様々なモノやコトからインスピレーションを得た」といい、素材や自然な丸みを帯びた形状と持ち手は1961年に発売されたBeolit 607から、ウッド仕上げの手法は1960年後半から'70年代初めにヤコブ・イェンセンによってデザインされたBeolit 800とBeolit 1000から継承されている。
外形寸法は28.5×13×18.7cm(幅×奥行き×高さ)、重さは3.7kg。保証期間は3年間。
発売を記念し、NHKの連続テレビ小説「らんまん」の音楽も手掛けた作曲家、阿部海太郎氏がBang & Olufsenのために特別に曲を制作。同楽曲は5月12日からKarimoku Commons Tokyoで開催される、Bang & Olufsenのデザイン軌跡をたどるアーカイブ展「The B&O Design – From the Present to the Past –」の会場で聴くことができる。