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“本のように薄い”スピーカー。BANG & OLUFSEN「BEOSOUND EMERGE」

BEOSOUND EMERGE

BANG & OLUFSENは、B5判のスリムなブックシェルフスピーカー「BEOSOUND EMERGE」を発売した。価格は93,990円。Google Voice Assistant非搭載モデルとなる。

デザインスタジオLAYERのBenjamin Hubert氏がデザインした製品で、寝室の本棚やキッチンの小さなスペースなどにも設置できるスリムなシルエットが特徴。「どんな空間にもマッチする豊かでパワフルなサウンドを提供するホームスピーカー」で、「インテリアオブジェのようなエレガントな美しさと、製品を長く愛用いただく為の技術的性能を完璧なバランスで兼ね備えている」という。

BEOSOUND EMERGE

外形寸法は6.7×16.5×25.5cm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.3kg。スリムながら、フルレンジのサウンドを実現するために、独自のラウドスピーカードライバー構成を採用。37mmミッドレンジは、細長いデザインを維持するために斜めに取り付けられ、14mmソフトドームツイーターとともに前面から音を出す。

100mmサイドファイヤー型ウーファーの出力は製品背面に導かれ、全方位に低域を拡散。音響測定用にマイクを搭載し、低域はスピーカーの配置に合わせて内蔵のアクティブ・ルーム補正技術によって最適化。「あらゆるリスニング環境において完璧なサウンド体験を約束する」という。

クラスDアンプを各ユニットごとに搭載しており、出力はウーファー用が60W、ミッドレンジ用が30W、ツイーター用が30W。低域制御機能の「Adaptive Bass Linearisation」も備えている。周波数帯域は45Hz~22kHz。

Bluetooth 5.0に対応。LAN端子、光デジタルとアナログライン入力のコンボジャック、電源用のUSB-Cを搭載。Apple AirPlay 2、Chromecastに対応し、マルチルーム再生が可能。Beoplay A9、Beosound BalanceなどのWi-Fiスピーカーに追加してセットアップすることで、パワフルでクリアなサウンドを空間いっぱいに響かせられる。2台のBeosound Emergeをペアリングすると、ステレオ再生も可能。

2台のBeosound Emergeをペアリングすると、ステレオ再生も可能

サイドパネルは本のカバーのようにスピーカーを包み込み、スピーカーの前面には、本の背表紙に著者名を記すようにBANG & OLUFSENのロゴを配している。ソフトタッチでボタンを操作し、音楽の一時停止や曲の変更、お気に入りのラジオ局やプレイリストへのアクセスも可能。音量調節は、円を描くように上下に調節できる。

ゴールドトーンカラーで、オーク材のカバーがKvadrat製のニットファブリックで背表紙を包み込むように配置されている。ゴールドトーンにアルマイト処理されたパールブラスト仕上げのアルミニウムは、スピーカーを視覚的にラグジュアリーに演出。テーパードシルエットによりどの角度から見ても美しいデザインになっているという。

本の背表紙に著者名を記すようにBANG & OLUFSENのロゴが