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B&O、サラウンドや単体でも使えるワイヤレススピーカー「Beolab 8」

「Beolab 8」

Bang & Olufsen Japanは、スタンドアローンスピーカーとしてだけでなく、ステレオペアやサラウンドスピーカーとしても使える「Beolab 8」を発売した。仕上げによって価格が異なり、ナチュラルアルミニウム/グレイメランジカバーで758,000円(2台セット)。ナチュラルアルミニウム/オークカバーで909,000円(同)。

そのほかゴールドトーン/オークカバーとブラックアントラサイト/ダークオークカバーが908,000円。このうちブラックアントラサイト/ダークオークカバーは2024年2月発売予定。

2台をステレオペアとして使用する以外に、ホームシアターのリアサラウンドスピーカーや壁掛け、1台だけでの運用もできる多用途スピーカー。

0.6インチツイーターと3インチミッドレンジ、5.25インチウーファーの3ドライバーを搭載する。同社のワイヤレススピーカー「Beolab 17」の技術を基にドライバーを厳選しているという。

内蔵アンプは200WクラスD(ウーファー用)と50WクラスD×2(ミッドレンジ/ツイーター用)。再生周波数帯域は28Hz~23kHz、最大音圧レベルは104 dB SPL@1m(ペア)、低域再生性能は90 dB SPL@1m(ペア)。

2024年初旬には、アプリを通じてユーザーの携帯電話の位置情報を取得し、それに基づいてスイートスポットを調整する「FLUIDスイートスポット」も利用可能となる。これにより「スマートフォンがそばにある限り、臨場感あふれるサウンドでダイナミックなスイートスポット体験を実現する」とのこと。なお、同機能はステレオセットアップでBeolab 8を使用する場合のみ利用でき、対応端末はiPhone 11以降のみ。

そのほか、センサーがフロントカバーの種類(素材)を検知して自動的に適切なチューニングを選択するアダプティブ・チューニング、部屋の音響特性に基づき最適化されたサウンドスケープを提供するルームコンペンセーション(環境マッピング)、ひとりで音楽を楽しむときやパーティーのBGMなど用途によって音響特性を変えられる「ビーム幅制御」なども利用できる。

同社のソフトウェアプラットフォーム「Mozart」を採用しており、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3経由でストリーミング再生が可能。Apple AirPlayやSpotify Connect、Chromecast built-in、TIDAL Connectなどをサポートする。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポート。LAN端子×2、RJ45×1、ライン入力用のUSB-C端子なども備える。

BeolabとBeosoundシリーズのデザインDNAを受け継いでいるといい、“フォルムは機能に従う”というスカンジナビア・デザインの原則に従い、音響効果を高める形状を採用したという。上部には曲線を描いたガラス・インターフェイスを備え、タッチ操作ができる。

筐体は、球体と円柱を融合させた一体型のアルミニウムボディ。スピーカー本体のロゴ部分は髪の毛ほどのわずかな幅の小さな穴が4,666個設けられ、これが光る仕様。フロントカバーはデンマーク製の立体的な木製ラメラ(層状)造りとなっている。

重さは本体のみで4.1kg。スタンド/ブラケットごとの外形寸法は次のとおり。

  • テーブルスタンド 18.9×16.5×29cm(幅×奥行き×高さ)
  • フロアスタンド 30×30×114cm(同上)
  • ウォールブラケット 21.5×16.5×27.9cm(同上)