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コーニングEAGLE XGガラスで改良、JDI透明ディスプレイ「Rælclear」

JDIの透明ディスプレイ「Rælclear」

スマホのディスプレイガラスなどで知られるコーニングは、表裏両面から映像を見る透明ディスプレイにおいて、ジャパンディスプレイ(JDI)との新たなコラボレーションを発表。Corning EAGLE XG Glassを2枚使った、JDIの透明ディスプレイ「Rælclear(レルクリア)」改良版を、5月23日から米ロサンゼルスで開催されるSID Display Week(ディスプレイ国際学会)に展示する。

透明ディスプレイは対面でのコミュニケーションに役立つほか、ユーザーの環境とシームレスに統合する美しいデザインを実現する可能性を秘めている。小型から中型は、翻訳が必要になる店頭や窓口での対話など、大型は、建築用・自動車用窓ガラスなどでの使用が見込まれている。

コーニングのEAGLE XG Glassを使ったRælclear改良版は、JDI独自のバックプレーン技術と、寸法安定性・表面品質に優れたコーニングのガラス基板を活用。業界トップクラスの透過率84%を達成し、「ガラスの透明感を保ちつつ、より明るく、より均一なディスプレイを実現している」という。

コーニングはSID Display Weekの展示ブースにおいて、今回のプロトタイプに加え、ミニLEDやマイクロLED向けのガラスベースのソリューションなども展示する予定。