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ヤマハAVアンプ、HDMI2.1の「QMS」対応が見送りに

AVアンプ「RX-A8A」

ヤマハおよびヤマハミュージックジャパンは19日、「RX-A8A」などのAVアンプで予定していた「QMS」対応を見送ると発表した。これと合わせ、仕様からQMS対応に関する表記も取り消す。「対象レシーバーの発売時に策定されていたHDMI2.1規格のQMSがHDMI2.1a規格改定時に変更となり、搭載しているHDMI ICでは対応できないことが判明したため」だという。

対象のAVアンプは、2020年モデルの「RX-V6A」「RX-V4A」、2021年モデルの「RX-A2A」「RX-A8A」「RX-A6A」「RX-A4A」の全6機種。

QMS(Quick Media Switching)は、HDMI2.1規格で追加されたオプション機能の1つ。HDMIは、ソースのフレームレートや解像度などが変わると、その都度、送信と受信側のICがリンク作業を行なうために画面がブラックアウトしていた。QMSはこれを解消する機能で、ソース側の信号種類が変わっても、ブラックアウトせずにスムーズな画面切り替えができる。