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WOWOWなどが新BS4Kチャンネル申請。夏頃に3者認定へ

総務省・申請者概要より

総務省は5日、BSの空き帯域を利用して4K放送業務を行なう事業者を公募したところ、WOWOWやSCサテライト放送など、5者から申請があったことを明らかにした。総務省は今後、受け付けた申請について審査を行ない、電波監理審議会への諮問を経た上で、今夏頃を目途に認定を行なう方針。

総務省へ申請を行なったのは、SCサテライト放送、OCO(設立中)、QVCサテライト、東京通信グループ、WOWOWの5者。

SCサテライト放送は、ショッピング番組の「ショップチャンネル4K」(無料)。OCOはアジア映画、ドラマ、音楽、日本の地域紹介番組を放送する「OCO TV」(有料。一部無料)。QVCサテライトは通信販売番組の「4K QVC」(無料)。

東京通信グループは、ニュース解説、文化教養番組、情報バラエティを放送する「AMIZAチャンネル」(無料)。WOWOWは、映画、ドラマ、音楽、スポーツなどの総合エンターテイメントを提供する「WOWOW 4K」(有料)の放送を予定している。

総務省では、「新4K8K衛星放送」の更なる普及、そして周波数の有効利用の促進を目的に、右旋帯域で生じている空きスロットを新しい4K放送に割り当てる方針を示しており、今年3月22日から5月31日まで、BS右旋帯域で4K放送を実施する事業者(3チャンネル分)を公募していた。

現在BSの右旋帯域で放送している4Kチャンネルは、NHK、BS朝日、BSテレビ東京、BS日本、BS-TBS、ビーエスフジの6つ。

NHK BS8KやWOWOW 4Kが使う“BS左旋”、J SPORTSやスターチャンネル4Kが使う“110度CS左旋”と異なり、BS右旋は、従来のBS放送と同じ電波・周波数を使うため、チューナーなどの対応機器を設置すれば、アンテナや配線等を交換せずに視聴できる。