ニュース

NHK「“BSプレミアムがなくなる”は誤解」。人気番組は新BSでも放送

「NHK経営計画(2021-2023年度)の修正(案)について」より

日本放送協会(NHK)は1日、定例の会長記者会見を開催。前田晃伸会長は、'23年度中に行なう“衛星波の削減”に関して「単純にBSプレミアムがなくなるという誤解もあるようだが、そうではない」と発言し、朝ドラや大河ドラマなどの人気作品は、新しいBS2Kでも放送する考えを示した。

NHKは現在、2021年1月の経営委員会で議決された3カ年経営計画を基に、“スリムで強靭な「新しいNHK」”を目指す構造改革を行なっている。

チャンネル削減は、構造改革の一環として実施するもの。スケジュールとしては、2023年12月1日にBS1を「新BS2K(仮称)」、BS4Kを「新BS4K(仮称)」として番組改定。BSプレミアムは12月以降、画面上に周知等を表示し、2024年3月末に停波させる。

NHK受信料1割値下げ、来年10月から。BSプレミアムは'24年3月末終了

「8Kは今後も継続。新BS2KとBS4Kはサイマルしない」。NHK説明会

記者から「一部ではBSプレミアムがなくなると捉えられているが、実施はどうなのか?」と問われると、前田会長は「BSの2Kの波が1波削減となることで、単純にBSプレミアムがなくなるという誤解もあるようですが、そういうことではありません」と回答。

「BS1、BSプレミアムでご好評いただいている番組につきましては、その多くを、新しくできる新BS2Kなどでもお届けできるように検討を行っています。例えば、現在BSプレミアムで放送している連続テレビ小説や大河ドラマは、新BS2Kでもお届けしたいと考えています」と話した。

また新BS4Kについては、「世界に通用する多彩なコンテンツを提供していきます。ドラマや教養、エンタメ、さらに時代を映し出す名作の4Kリマスタ―版など、4K技術を生かしたコンテンツをお届けする予定です」と語った。