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FX-AUDIO-、5980円のデジタルパワーアンプ

「FX-102J」(ブラック)

ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-よりデジタルパワーアンプ「FX-102J」を6月20日に発売した。価格は5,980円。電源は別売り。カラーはブラックとシルバーの2色。

音質に定評のあるTripath製のClass-Tデジタルアンプ「TA1101B」を採用。AB級動作のオーディオ忠実性とクラスDの低消費電力特性を併せ持ち、Tripath独自のDigital Power Processing技術を採用した2chのClass-TアンプICで、低消費電力と高音質を両立している。

「FX-102J」(シルバー)

FX-AUDIO-では、これまでTripathのClass-TアンプICを採用したアンプ自作キットやアンプ製品の開発・改良でノウハウを蓄積しており、それを活かした回路構成と部品選定により、ICのポテンシャルを最大限に引き出しているという。「人気を博したTripath『TA2020-020』デジタルアンプIC採用デジタルアンプファンのユーザーにも納得いただける仕上がり」とのこと。

部品選定では、特注コンデンサや空芯コイルを採用。空芯コイルは取り付け後、コイル中心部に特殊な制振材を流し込むことで制振力を高めており、ポテンシャルを最大限に引き出している。空芯コイルは音声信号が流れる際に発生する微小振動がデメリットだったが、この振動を抑えることで、「透明度の高く見通しの良いクリアな音質に貢献している」という。

電源部コンデンサにはニチコン製音響用高温度対応品のKTシリーズカスタムモデルを採用。カップリングコンデンサには、限定モデルで採用し評価を得ている特注フィルムコンデンサを採用した。出力フィルター部回路も、独自に培ってきたノウハウを元に特別な回路を構成している。

DCオフセット電圧調整回路によって、生産時にDCオフセット電圧を補正済み。また短絡・過電流・過熱保護の出力制御回路にポップノイズ防止機能を拡張した。

本体背面

入力端子はステレオRCA×1、スピーカー出力はバナナプラグ対応の金メッキターミナル。出力は10W×2chで、対応スピーカーは4~8Ω。電源はDC12V/電源容量2A以上。

突起部を除いた外形寸法は、99×124×33mm(幅×奥行き×高さ)、重さは325g。