ニュース

FX-AUDIO-、真空管採用のハイパワーヘッドフォンアンプ

「TUBE-07J」

ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-の新製品として、真空管プリアンプとパワートランジスタによるAB級のヘッドフォンアンプを組み合わせた「TUBE-07J」を、6月15日に発売した。価格は9,800円で、ACアダプターは別売り。

プリアンプ部に5725真空管を採用し、後段の強力なヘッドフォンアンプ回路により、600Ωのハイインピーダンスヘッドフォンもドライブできる真空管プリアンプ兼ヘッドフォンアンプ。「ヘッドフォンのポテンシャルを引き出すパワフルなドライブ力と、真空管の倍音成分付加による心地よく心を揺さぶるサウンド」を楽しめるという。

標準付属の真空管は音質とコストバランスから5725真空管をセレクトしたとのことで、同ブランドのTUBE-シリーズで採用している6J1や6K4真空管に交換することもできる。

ヘッドフォンアンプ部は、前段にTexas Instruments製 NE5532オペアンプによる電圧増幅段、後段にパワートランジスタによるAB級動作の電流増幅段を構成。ハイゲイン設定も可能で、ハイインピーダンスヘッドフォンも余裕でドライブするという。対応インピーダンスは16~600Ωで、最大出力は850mW(@32Ω)、65mW(@600Ω)。

入力はステレオRCA×2系統、出力はステレオRCA、3.5mmステレオミニ、6.3mmシングルエンドが各1系統。入力やゲインの切替は本体前面で操作できる。

音声信号ラインの要所となる各箇所のカップリングコンデンサにはTDK EPCOS製のポリプロピレンフィルムコンデンサを、抵抗器は高品質なMELF型抵抗器を採用した。

電源はDC12V、電源容量2A以上。外形寸法は突起部を除いて133×140×33mm(幅×奥行き×高さ)、重さは450g。