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フォステクス、人気の10cmフルレンジ「FE108-Sol」を50周年で再発売

フルレンジユニット「FE108-Sol」

フォスター電機は、フォステクス創立50周年記念として、10cmのフルレンジユニット「FE108-Sol」を数量限定で7月下旬より再発売する。価格は1台27,500円。なお、6月24日、25日に東京国際フォーラムで行なわれる「OTOTEN2023」に出展予定。

これまでの限定販売モデルのなかでも再発売の要望が圧倒的に多く寄せられるというFE108-Solを、フォステクス誕生50周年記念として再発売するモデル。FE108-Solはベースモデル「FE103-Sol」の開発理念を継承し長年蓄積した独創の技術を投入、高音質とより繊細で表現力豊を持つというスペシャルユニット。

振動板は、繊維が細くしなやかで密度の高いESコーンと、2層抄紙技術を組み合わせており、軽量ながら剛性と内部損失を備えている。基層は長繊維のパルプを主体に厚み剛性による高剛性化と内部損失を持ち、表層は短繊維パルプの配合により振動板表面の高い伝播速度を実現。

これにより、「中域の明るく張りのある音色はそのままに、立ち上がりが良く、切れのある高音と厚みのある低音再生を可能にした」という。

磁気回路には100mm径のフェライトマグネットを採用。ポール部に銅キャップを被せ、電流歪みを低減。力強い音楽再生を可能にした。

高剛性のアルミダイキャストフレームで、大型フェライト磁気回路を安定して支え、エンクロージャーに伝わる不要振動を抑えている。フレーム外径は128mm、取付穴ピッチは115mm、バッフル開口径は102~103mm。

センターキャップはボイスコイルボビンと直結し、20kHz以上における帯域拡張と伸びのある高域再生を実現。入力端子には、ファストン205タイプの低損失金メッキ端子を採用している。なお、今回の再発売モデルは、2015年12月発売時の仕様を日本国内生産で再現したものとなる。