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ラックスマン初のネットワークトランスポート「NT-07」。HDMIでTVとも連携
2023年6月23日 10:00
ラックスマンは、同社初のネットワークトランスポート「NT-07」を7月に発売する。価格は594,000円。カラーはブラスターホワイト。
近年のラックスマン製デジタルプレーヤーやD/Aコンバーターには、デジタル入力に対応したUSBオーディオ端子が搭載され、PCとUSB接続して利用できるが、「汎用のパソコンをオーディオ用途に転用するシステムでは、パソコンに起因するノイズや操作性の問題、さらにはシステムに組み込む際の外観的な親和性など、多くの課題がある」という。
そこで、最新世代のアプリケーションプロセッサーによるハイパフォーマンス音声信号処理モジュールや、オーディオ的アプローチによる徹底したノイズ対策、スマホやタブレットに対応した専用のコントロールアプリと赤外線リモコンの付属、既存のシステムにアドオンしやすい薄型フルサイズ筐体といった、「オーディオ再生のみに完全に特化した高品位なデジタルオーディオトランスポート」として開発したのがNT-07。
音源は、UPnP(OpenHome)に対応したNASに保存されたファイルや、音楽ストリーミングサービスのQobuz、TIDAL(日本未サービス)、Spotifyなどから選べる。
さらに、HDMI入出力も用意しており、映像ソースの音声信号を2チャンネルオーディオ環境に取り込む機器としても使用可能。Blu-rayプレーヤーなどを接続するHDMI入力端子と、テレビの音声を受けるためのHDMI ARC端子を搭載する。
DACは搭載していない。ユーザーが持っているUSB DAC機能搭載製品と接続して使用する。デジタル音声出力は、USB、同軸、光の3系統で、USBとS/PDIF(同軸・光)は切り替え式。HDMI入力と、HDMI ARCは個別の端子を備えている。
USB出力は最大768kHz/32bitのPCMと、最大22.5MHzのDSD信号に対応。同軸デジタルと光デジタル出力は最大192kHzのPCM信号に対応。HDMIでは最大PCM 192kHz/24bit×2chに対応する。
USBメモリーやUSB HDDなどを接続できるUSBストレージ端子も備え、前面と背面いずれかの排他利用となる。
専用コントロールアプリ「LUXMAN Stream」を使い、音源の選曲やプレイリストの作成、様々な設定が可能。
MQAフォーマット音源のコアデコードや、PCM/DSDリサンプリング機能にも対応。Roonの出力機器にも対応予定(Roon Ready対応の認証作業中)。
音質を優先した大型電源トランスと、10,000μF×2本の大容量ブロックコンデンサーで構成した高いノイズ圧縮率を誇るハイイナーシャ電源回路を装備する。従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新電源ケーブル「JPA-10000i」を付属する。
対応するラックスマン製品同士のリモコン操作を連動するコントロール入出力端子も備える。
消費電力は24W。外形寸法は440×398×92mm(幅×奥行き×高さ)。重量は10.3kg。