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映画「グランツーリスモ」9月公開。実話を基にした実写作品

映画「グランツーリスモ」日本版本ポスター

プレイステーションの人気ゲームを題材とした実写ハリウッド映画「グランツーリスモ」が、9月15日に日本公開される。あわせて日本版の本ポスターも公開された。

グランツーリスモは、1997年にPlayStation用ソフトとして誕生し、これまでに全世界シリーズ累計9,000万本を売り上げているリアルドライビングシミュレーター。実写映画では、そんなグランツーリスモの開発元であるポリフォニー・デジタルとプレイステーション、日産自動車がタッグを組み、2008年から2016年まで行なったドライバー発掘・育成プログラム「GTアカデミー by 日産×プレイステーション」で起こった実話を描く。

映画『グランツーリスモ』予告1

世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中な主人公のヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)。ゲームに明け暮れる姿に「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」と父親にはあきれられる。

そんな時、マーデンボローにとって一生に一度のチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラムだ。その名も「GTアカデミー」。

プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。

彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える――。

GTアカデミーを発足したダニー役はオーランド・ブルーム、レーシングドライバーを目指すトッププレーヤーたちを指導するジャック役がデヴィッド・ハーバーが務める。公開された本ポスターには、マーデンボローとダニー、ジャックの姿が描かれている。

監督は「第9地区」「チャッピー」のニール・ブロムカンプ。脚本はジェイソン・ホール、ザック・ベイリン、配給はソニー・ピクチャーズ。日本語吹き替え版のテーマ曲にはT-SQUAREの「CLIMAX」が起用される。

ブロムカンプ監督は「ヤン・マーデンボローという人物の信じ難い実話を基にした作品」とコメント。ブルームは「夢を叶える物語。だからこの映画は夢を追う全ての人間が見るべき」、ハーバーは「家でゲームをしていた少年がすごいレーサーになった」、実在のレーシングドライバー、マーデンボローを演じたマデクウィは「ヤンは強い情熱と強い思いで、自分自身で道を切り開いて、世界中に勇気を与えた」と作品の魅力を語っている。

また本作のムビチケカードが7月21日に発売される。本作のもうひとつの主役と言えるのが、多数のレーシングカー。ムビチケカードには、その中から劇中のメインレースで使われる車両がデザインされている。価格は一般1,600円。