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SIE、平面磁界型ドライバーヘッドフォンの米Audezeを買収

Audezeの平面磁界型ドライバー搭載ヘッドフォン「LCD-5 OPEN-BACK」

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は米国時間の24日、平面磁界型のヘッドフォンなどを手掛ける米Audezeを買収する契約を締結したと発表。買収により、「SIEは、プレイステーションゲームのオーディオ体験において革新を続けるための取り組みを強化する」という。買収金額は開示されていない。

なお、Audezeの技術が使われているかは明らかになっていないが、SIEは先日の西田宗千佳氏レポートで掲載した通り、PlayStationブランドの完全ワイヤレスヘッドセット「PULSE Exploreワイヤレスイヤホン」(2万9,980円/年内発売)と、オーバーヘッドタイプ「PLUSE Eliteワイヤレスヘッドセット」(1万8,980円/発売日未定)には、平面磁界型の「プレーナーマグネティックドライバー」が搭載されている。

PLUSE Eliteワイヤレスヘッドセット
PULSE Explore(エクスプロワ)ワイヤレスイヤホン

カリフォルニア州サンタアナを拠点とするAudezeは、コンシューマー向けやプロ向けのヘッドフォンなどを開発。これらにはAudezeの特許技術と独自の平面磁界型のドライバーを採用。カリフォルニアの工場で設計・製造されている。

SIEのプラットフォームエクスペリエンス担当シニアバイスプレジデント・西野秀明氏は、「Audezeはヘッドフォンのトップブランドであり、今回の買収は、ソニー・インタラクティブが革新的な技術に注力し、PlayStationユーザーの皆様に最高のオーディオ体験を提供することを示すものです。PlayStation 5のTempest 3D AudioTechとPulse 3Dワイヤレスヘッドセットで成し遂げた大きな前進をベースに、Audezeの専門技術をPlayStationのエコシステムに取り入れることができることを大変嬉しく思います」とコメントしている。