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JBL、Wi-Fi 6対応スピーカー「CHARGE 5 Wi-Fi」、パワフル低音「BOOMBOX 3 Wi-Fi」

「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」

ハーマンインターナショナルは、BluetoothだけでなくWi-Fi接続にも対応したポータブルスピーカーとして、「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」と「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」の2機種を、11月10日に発売する。直販価格はCHARGE 5 Wi-Fiが33,000円、BOOMBOX 3 Wi-Fiが77,000円。どちらもカラーはブラックのみ。

同時に、JBLは「Wi-Fiオーディオ」製品としてイマーシブサウンドバー「JBL BAR 300」、70年代の伝説的スピーカーからインスパイアされたデザインの「JBL AUTHENTICS 200」と「JBL AUTHENTICS 300」も発表している。

「JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi」

ポータブルBluetoothスピーカーは、音楽ストリーミングサービスの普及や動画配信サービスの需要拡大などの影響により、普及が拡大。コンパクトなサイズ感や接続な手軽さから、旅先やパーティーシーンなどアクティブな場面で活用されることが多い一方で、普段は自宅のオーディオシステムとして長時間使われているという側面があるという。

そういったライフスタイルやユースケースにおいて、さらに快適な使用感を提供するために、「自宅の無線LAN環境で安定した接続のもと上質な音楽をお楽しみいただけるよう」にWi-FiとBluetoothの両方に対応した2機種を導入する。

CHARGE 5 Wi-FiとBOOMBOX 3 Wi-Fiは、市場で定評のある「JBL CHARGE 5」と「JBL BOOMBOX 3」の仕様や品質をベースに、Wi-Fi接続によって対応した高品位な音声フォーマットの再生を実現するために設計をブラッシュアップしたモデル。ポータブルスピーカーとしての携帯性や防水・防塵対応、ロングバッテリーなどの基本性能はそのまま踏襲しつつ、ネットワーク対応したことにより音質面や操作性が飛躍的に向上。「別次元のオーディオ体験を提供することができるようになった」という。

共通の特徴

「JBL CHARGE 5 Wi-Fi」

Wi-Fi 6に対応し、自宅などの無線LAN環境において、同一ネットワークを通じてワイヤレス接続が可能。Wi-Fiがつながる距離であれば、どこでも安定した接続で音楽を楽しめる。Wi-Fiの最大ビットレートは9.6GbpsとBluetoothよりも数千倍近いデータ量を瞬時に伝送できるため、ハイレゾ音源のような高精細かつ大容量の音源も、余裕をもって同時に複数デバイスに伝送することもできる。

また各音楽サービスからCHARGE 5 Wi-Fi/BOOMBOX 3 Wi-Fiに直接ストリーミングできるため、「例えば、スマホのポップアップ音やブラウジング中の広告などで音楽が中断されることがないため、音楽に集中して楽しめる」など、従来のBluetooth接続では実現できなかった快適性と高品位再生も実現している。

スマホから選曲した際も、再生中はスピーカーが直接インターネット上の音楽データにアクセスするため、スマホのバッテリーを節約できる。

新たな機能として自動チューニング機能も搭載。設置した場所やWi-Fi環境などに応じて自動で音質を最適化する。

JBLのWi-Fiネットワーク対応製品を、設定から音楽再生まで一元管理できる統合型アプリ「JBL ONE」も用意し、複雑になりがちな初期設定も対話形式のUIで簡単に完了できるという。

モーメント機能を使って、好きな音楽やポッドキャスト、ステーションなどを登録しておくことで、アプリを立ち上げることなく、ワンタッチでお気に入りの音源を再生することができる。

AirPlay 2や、Alexa Multi-Room Music、Google Chromecast built-in、Spotify Connectなどを利用することも可能。

このJBL ONEアプリに対応した製品を複数台組み合わせるマルチスピーカー接続も利用可能。それぞれの部屋で、それぞれ好きな音楽を楽しめる「マルチルーム機能」、すべてのスピーカーで同時に同じ音楽を再生する「パーティーモード」、対応サウンドバーやスピーカーの組み合わせでステレオ、2.1ch、5.1chに拡張する3つのモードを利用できる。このうちマルチルーム機能については、将来的なアップデートでアプリ自体がネイティブ対応し、より直感的でシームレスな操作を実現するとのこと。

JBL CHARGE 5 Wi-Fi

50×90mm径の大口径楕円形ウーファーと、エッジと重量を増幅したデュアル・パッシブラジエーターに加え、20mm径ツイーターを搭載した2ウェイ構成のポータブルスピーカー。片手で持てるサイズ感ながら、量感のある低音とクリアな高音域を再生するという。

再生周波数帯域は60Hz~20kHz、最大出力は30W+10W。Bluetooth 5.3に準拠する。

本体背面

バッテリー容量は14,100mAh/52Wh(3.69V)で、最大約20時間のワイヤレス連続再生が可能。背面には電力供給専用のUSBポートを備えており、スマホやタブレットなどを複数回充電できるモバイルバッテリーとしても使用できる。

本体天面

本体はIP67の防水・防塵仕様で、突然の雨や落水が気になるアウトドアや浴室、キッチンなどの水回り、ビーチやキャンプ場など砂埃がきになる屋外でも使用できる。本体背面の充電端子(USB Type-C)も防水防塵仕様のため、ボディが汚れた場合も丸洗いできる。

外形寸法は223×94×97mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1kg。1.2mの充電用USB Type-Cケーブルが付属する。

JBL BOOMBOX 3 Wi-Fi

JBLポータブルスピーカーのフラッグシップモデルとして、本格的な3ウェイ構成を採用したモデル。センターに189×114mm径の長円形サブウーファー×1、左右に80.9mm径のミッドレンジドライバー×2、その同軸上に20mm径ツイーター×2を搭載しており、「大胆なキャビネットサイズで迫力のある低音はもちろん、クリアで抜けの良い高音と、極めて高い音の定位感を実現している」という。本体両端にはパッシブラジエーターも装備。

再生周波数帯域は40Hz~20kHz、最大出力は80W+40W×2+10W×2。Bluetooth 5.3に準拠。

バッテリー容量は9,600mAh/69.12Wh(7.2V)で、約4.5時間の充電で約24時間のワイヤレス連続再生が可能。こちらもUSBポートから電力供給が可能で、アウトドアシーンでもタブレットやライト、カメラなどの電子機器を充電できる。

持ち運び用のハンドルを備える

筐体には持ち運び用にアルミニウム製のハンドルを装備。握った際の手馴染みの良さを実現しており、ハンドルの内側にはスリップ防止のシリコンバラバーを採用することで、グリップ感も確保したという。

外形寸法は482×200×257mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約6.8kg。2mの電源ケーブルが付属する。