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JBL、'70年代デザインの無線スピーカー。Alexa/Google音声両対応

ワイヤレススピーカー「JBL AUTHENTICS 200」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの新しいワイヤレススピーカー「JBL AUTHENTICS 200」「JBL AUTHENTICS 300」の2モデルを11月10日より発売する。価格はオープンプライス。直販価格は、AUTHENTICS 200が49,500円、AUTHENTICS 300が66,000円。

Wi-Fi 6規格をサポートし、ネット経由で各種音楽配信サービスやインターネットラジオが楽しめるスピーカー。1970年代の人気スピーカーからインスパイアされたデザインに加え、業界初を謳うAmazon Alexa・Googleアシスタントの両対応も特徴となっている。

200と300の違いは、スピーカー構成と本体サイズ、そしてバッテリーの搭載有無。一回り大きいAUTHENTICS 300には、容量4,800mAhもの充電式バッテリーが内蔵されており、様々な場所へ持ち運んで音楽を再生することができる(最大8時間)。ネットワーク機能などは2モデル共通。

バッテリー内蔵の「JBL AUTHENTICS 300」

デザインは、1970年代に世界各国で人気を博したというJBLスピーカー「L100 Century」モチーフにしたもの。L100 Centuryのアイコンにもなっていた、幾何学的に配置されたキューブ状のクアドレックス・グリルカバーを前面に採用することで、JBLの歴代の歩みを感じさせるオーセンティックな雰囲気を醸し出した。

JBL AUTHENTICS 200

またボディの要所に使った真鍮色のアルミニウムと、全体を覆うレザー調の異素材の組み合わせによって、トラディショナルな要素も持ち合わせたインテリア性の高いデザインに仕上げているという。

天面には、質感の高いアルミニウム製の音量調整用ノブのほか、バス・トレブル(低音域・高音域)調整ダイヤルも装備した。

JBL AUTHENTICS 300

左右2基のツイーターと大口径のウーファーを搭載した、ステレオ2ウェイ仕様。さらに、本体底面から下向きに配備したダウンファイアリング方式の大型パッシブラジエーターを搭載することで、設置面の床から部屋全体へと広がるような重低音を目指した。

仕様は、AUTHENTICS 200が、125mmウーファー+25mmツイーター×2、150mmパッシブラジエーター。最大90W出力で、周波数特性は50Hz-20kHz(-6dB)。AUTHENTICS 300が、133mmウーファー+25mmツイーター×2、165mmパッシブラジエーター。最大100W出力で、周波数特性は45Hz-20kHz(-6dB)。

JBL AUTHENTICS 300のユニット構造

AUTHENTICSシリーズでは、AmazonとGoogleの音声アシスタントを同時にアクセスできる新しい統合機能を実現。両アシスタントの登録を選択したユーザーは、同じデバイス上でAmazonアレクサまたはGoogleアシスタントのいずれかと、好きなときにすぐに通信することができる。

2つを同時に利用できるメリットとしては、両方の音声アシスタントとシームレスに通信し、それぞれの異なる機能を利用したり、異なるアクティビティ用に切り替えて利用したりする選択肢と柔軟性を実現すること。

音声アシスタントを有効にすれば、お気に入りの音楽の再生、スマートホーム機器の操作、タイマーやアラームの設定などを、ハンズフリーで声だけでできる。

音声アシスタントは「JBL ONE」アプリから設定が可能。設定後は、「OK、グーグル」または「アレクサ」と声をかけるだけで利用できる。本体天面には高性能のデュアルマイクを装備しており、ボイスアシスタントのほか、本機が設置された部屋の音環境をマイクで聞き取ることで把握し、自動で的確にサウンドを調整する「自動チューニング機能」としても機能する。

JBL AUTHENTICS 300の底面
背面

IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)のWi-Fiほか、Bluetooth 5.3にも準拠。3.5mm入力に加え、LAN端子も装備した。

外形寸法/重量は、AUTHENTICS 200が266×167×172mm(幅×奥行き×高さ)/3.2kg、AUTHENTICS 300が342×180×196mm(同)/4.9kg。

JBL AUTHENTICS 200の底面
背面