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ファーウェイ、音質やノイキャン強化したマイクロ平面振動板完全ワイヤレス

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」シルバーフロスト

ファーウェイ・ジャパンは、独自開発のマイクロ平面振動板を搭載し、音質とノイズキャンセリング、通話品質を強化した完全ワイヤレスイヤフォン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を、10月17日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は28,800円前後。カラーはセラミックホワイト、シルバーフロスト、グリーンの3色を用意する。

前モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」からさまざまな面で進化したというFreeBudsシリーズ最上位モデル。中音域を担当する11mm径ダイナミックドライバーと、高音域を担当するマイクロ平面振動板ドライバーのデュアルドライバー構成を採用している。

ケース背面にはHUAWEIロゴのみがあしらわれる

なお、前モデルはDevialetとの共同チューニングが特徴で、充電ケースにもDevialetロゴがあしらわれていたが、このFreeBuds Pro 3ではDevialetロゴはなくなっている。

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のイヤフォン

マイクロ平面振動板ドライバーはハルバッハ配列によって強化。4基のマグネットと極薄のコイルで駆動する。11mm径ダイナミックドライバーも駆動力が強化された。再生周波数帯域は14Hz〜48kHz。

Bluetooth 5.2に準拠し、コーデックはSBCとAAC、LDACをサポート。ファーウェイ独自のHWAとハイレゾオーディオワイヤレス認証をサポートしており、最大990kbpsの伝送ビットレートに対応した。2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントも利用できる。

【記事訂正】記事初掲時、Bluetooth 5.3に準拠と記載していましたが、メーカーよりBluetooth 5.2準拠と情報が訂正されたため、これにあわせて文章を修正いたしました。(10月18日13時51分)

カラーバリエーションは3色

外耳道の構造やイヤフォンの装着状態を自動的に検知し、リアルタイムでイコライザー調整するアダプティブEQを搭載。ユーザーが音量を調整する際も、最適なサウンドレベルとEQが適用される。

高いシグナルノイズ比のデジタルマイクを3基内蔵。処理チップの性能が向上したことで、アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズムの性能が向上したほか、2基のフィードフォワードマイクにも、それぞれアダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズムを搭載している。

これらトリプルマイクがアルゴリズムと連動することで、耳の内側と外側のノイズをより正確に識別・計算。ノイズキャンセリングを状況にあわせて、リアルタイムで自動調整する。その結果、ノイズキャンセリング性能は前モデル比で約50%向上したとのこと。

通話ノイズリダクションとしては、高感度のVPUセンサーを採用した骨伝導センサーを採用し、搭載位置もより耳に密着するように変更。さらにディープニューラルネットワーク(DNN)ノイズリダクションアルゴリズムも、従来のシングルチャネルからマルチチャネルに強化された。

この結果、音声通話やビデオ通話時の集音能力が約2.5倍に向上した。風ノイズキャンセリング性能も約80%向上し、風速9m/sまでクリアな通話を実現するという。

バッテリー持続時間は、イヤフォン単体でANC ON時は約4.5時間、ANC OFF時は約6.5時間。充電ケースを併用すると、ANC ON時は最長22時間、ANC OFF時は最長31時間利用できる。USB Type-Cによる有線充電のほかワイヤレス充電にも対応。

イヤフォンのコントロールエリアには窪みが設けられた
セラミックホワイト
グリーン。いずれもケース背面には傷のつきにくいナノガラスも使われている

イヤフォン本体は約5%軽量化され、より快適な着用感を実現。コントロールエリアには窪みが設けられ、よりスムーズに操作しやすくなっている。IP54の防塵防滴仕様。重さは約5.8g。ケースは約4.5%コンパクトになり、重さは約45.5g。

「HUAWEI FreeBuds 5」の新色、コーラルオレンジ

あわせて発売済みのノイズキャンセリング搭載インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤフォン「HUAWEI FreeBuds 5」には、新色のコーラルオレンジが追加され、10月17日に発売されている。価格は21,800円。

新スマートウォッチ登場。約46万の18Kゴールド採用モデルも

「HUAWEI WATCH GT 4」46mmケース径シリーズ

スマートウォッチのデザインを革新するという新モデルとして「HUAWEI WATCH GT 4」を10月24日より発売する。ラインナップは46mm径のブラック(フルオロエラストマーベルト)、ブラウン(レザー)、グレー(ステンレス)、41mm径のブラック(フルオロエラストマーベルト)、ホワイト(レザー)、シルバー(ステンレス)の計6モデルで、価格はオープンプライス。店頭予想価格は32,780円前後(41mm径ブラック)から。


    46mmケース径シリーズ
  • ブラック(フルオロエラストマーベルト) 33,880円前後
  • ブラウン(レザー) 36,080円前後
  • グレー(ステンレス) 54,780円前後

    41mmケース径シリーズ
  • ブラック(フルオロエラストマー) 32,780円前後
  • ホワイト(レザー) 34,980円前後
  • シルバー(ステンレス) 54,780円前後

2018年に発売開始されたGTシリーズの4代目。“Fashion Forward”をキャッチコピーとして「ひと目ではスマートウォッチに見えないファッショナブルな外観が特徴」といい、46mmモデルは八角形のケースデザイン、41mmモデルはジュエリーからインスパイアされたクラシックな円形デザインを採用している。

「HUAWEI WATCH GT 4」41mmケース径シリーズ

新機能として、カロリー管理ができる「ボディメイカー機能」を搭載。安静時もアクティブ時もリアルタイムで消費カロリーを計測しており、そこに毎食の摂取カロリーを手動で記録することで、1日のカロリーバランスを見ながら、より健康的に目標の体型に近づけるという。

ワークアウトに「eSports」が追加された。心拍数と消費カロリーを計測できるという

心拍数と血中酸素レベルの変化から、睡眠中の呼吸の中断やその頻度が分かるという「睡眠中呼吸乱れ検知」機能も新搭載したほか、心拍数モニタリングアルゴリズムも5.5にアップグレートされ、激しく動いているときの心拍数測定精度が向上したとのこと。またワークアウトには新たに「eSports」が追加された。

「HUAWEI WATCH GT 4」46mmとApple Watch Ultra 2(左)を並べたところ

バッテリー持続時間は、46mmの通常使用時で約2週間、41mmの通常使用時で約1週間を実現している。

そのほかファーウェイ初となる、本物のゴールド素材を使ったスマートウォッチ「HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGN」も10月17日に発売した。ジルコニウムベースのリキッドメタルケースに18Kゴールドをはめ込んだモデルで、価格はオープンプライス、店頭予想価格は459,800円前後。

18Kゴールドを使った「HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGN」