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ファーウェイ、デビアレチューンの平面振動板+ダイナミック型完全ワイヤレス

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」

ファーウェイ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤフォンとして初めて、平面振動板ドライバーを採用したハイブリッド構成のアクティブノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤフォン「HUAWEI FreeBuds Pro 2」と、セミオープン・カナルデザインでリーズナブルな価格を実現した完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds SE」を、7月28日に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格はFreeBuds Pro 2が26,800円前後、FreeBuds SEが4,980円前後。

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」カラーバリエーション
「HUAWEI FreeBuds SE」カラーバリエーション

カラー展開は、FreeBuds Pro 2がセラミックホワイト、シルバーフロストに、新色シルバーブルーを加えた3色展開。FreeBuds SEはアマゾン川流域で取れる天然水晶の一種であるアマゾナイトにインスパイアされたブルーとホワイトの2色。このうちFreeBuds Pro 2のシルバーフロスト、FreeBuds SEのホワイトはAmazon限定での販売となる。

なお、AmazonではFreeBuds Pro 2を2,680円オフで、FreeBuds SEを498円オフで購入できるクーポンも配布している。クーポンの有効期限は8月14日。対象商品に表示されている「クーポンをもらう」ボタンをクリックすることで適用できる。

HUAWEI公式サイトでFreeBuds Pro 2、またはFreeBuds SEを購入すると、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の「聴き放題プラン」を1カ月無料で利用できるクーポンがプレゼントされる。

FreeBuds Pro 2

ドライバーとアクティブノイズキャンセリング(ANC)、通話性能を極めたというフラッグシップモデル。ドライバーは平面振動板ドライバーと11mm径のダイナミック型ドライバーを組み合わせたデュアルドライバーユニット音響システムを採用した。

平面振動板ドライバーにはマグネットを4つ使用。平面コイルを振動板に貼り付けることで駆動力を確保し、小さく反応も良いドライバーに仕上げたという。ダイナミック型ドライバーも4つのマグネットを使って駆動力を30%向上させた。振動板素材は平面振動板が金属・アルミ系、ダイナミック型はポリマー系。

ケース背面にはファーウェイとデビアレのロゴ

ふたつのアンプをデジタルクロスオーバー技術でつなぐことで、ワイドレンジな音域を確保。再生周波数帯域は14Hz~48kHzで、平面振動板ドライバーによる高音域再生、ダイナミック型ドライバーによる迫力ある重低音再生を実現した。音質チューニングは協業するフランスのデビアレが担当。ファーウェイは「迫力ある音を想像すると思うが、ツインドライバーによる低域と高域、レスポンスある音を楽しんでもらえる音作りにした」としている。

ハイレゾ認証を取得し、BluetoothコーデックではLDACに対応し、ワイヤレスでハイレゾ音源を楽しめる。

イヤフォンはピアノ鍵盤をイメージしたというデザイン

イヤフォンは、ピアノの鍵盤をイメージしたというデザインで、ステムは特徴的な長方形。タッチコントロールに対応し、長押しやスワイプ、ピンチなどで音量調整やANCモードの切り替え、楽曲操作が可能。充電ケースは従来よりも13%の軽量化、11%の小型化を実現した。

通話機能では、トリプルマイクと骨伝導センサーによってより繊細な収音を実現。1億個以上の学習サンプルによるディープニューラルネットワークアルゴリズムも活用し、よりクリアな音声で通話ができる。風切り音対策のハードウェア構造、状況によって使用するマイクを切り替えるマイク選択アルゴリズムにより、風切り音低減機能も強化した。

ANCは業界初を謳うトリプルマイクANCを採用。フィードフォワードマイクを2基、フィードバック用マイクを1基備え、より広い帯域の音を拾ってノイズキャンセリングが可能という。シーン別ダイナミックANCモードとしてカフェなどを想定した「くつろぎ」、電車を想定した「標準」、飛行機を想定した「ウルトラ」の3つを用意する。

このうちフィードバック用マイクは、音楽再生時のイコライザーにも活用。外耳道の音をリアルタイムに把握、装着時の起動音、再生する音楽を活用し、音量にも合わせて自動的に音質を調整する。専用アプリから自分の好みの音質に調整することも可能。

Android/iOS/Windows /Macでマルチポイント接続に対応。連続再生時間はANCオフ時でイヤフォン単体6.5時間、ケース併用で30時間。ANCオン時は同4時間、18時間。充電端子はUSB Type-C。IP54の防水仕様。

専用保護カバー(ライトブルー)
専用保護カバー(ダークグレー)

あわせて、FreeBuds Pro 2専用のケース保護カバーも発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は980円前後。衝撃に強いシリコン製で、ケースを摩擦や傷から保護するだけでなく、手触りがよく、手に馴染むという。保護ケースを装着したままワイヤレス充電も可能。カラーはダークグレーとライトブルーの2色。

また、FreeBuds Pro 2を国内正規販売店で購入した人全員に「イヤフォン紛失サポート」の無料付帯サービスも実施。イヤフォンの片方を紛失した場合、5,980円で片方のイヤフォンを補償する。利用期間は購入後1年以内。

FreeBuds SE

「HUAWEI FreeBuds SE

外耳道の形状に合わせたセミオープンのカナル型デザインで、外耳道への圧迫感を軽減し、通気性と軽量化を実現した。10mm径のダイナミック型ドライバーを搭載し「広大な音場と繊細な音色が豊かな音の質感をもたらす」という。

セミオープンのカナル型デザインを採用する

デュアルマイクビームフォーミング技術により、周囲の騒音から目的の音声を高い精度で識別し、混雑した場所や騒がしい場所でも、クリアな音声で通話できる。イヤフォンはタッチコントロールに対応。自動装着検知も利用できる。

Bluetoothバージョンは5.2で、EMUI 10.0以上のファーウェイ製スマートフォンとの接続時はポップアップペアリングが可能。AndroidとiOS向けアプリ「AI Life」では、タッチコントロール設定をカスタマイズできる。

バッテリー持続時間はオーディオ再生で最大6時間、通話で最大4時間。ケース併用時は最大24時間。