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エソテリック、新回路技術を搭載した最上位プリアンプ「Grandioso C1X」。350万円

Grandioso C1X

エソテリックは、プリアンプのフラッグシップモデル「Grandioso C1X」を8月20日に発売する。生産完了したGrandioso C1に最新の回路技術などを盛り込み完全リニューアルさせたモデル。価格は350万円。

Grandioso C1の「これからのESOTERICアンプの方向性を決定づける数々の新技術」が投入された後継機。プリアンプの核心部分と言えるアッテネーターとアンプモジュールが刷新され、「ESOTERICのダイナミックかつ繊細な音を新開発アッテネーターによって精緻かつ正確な音量で再現することが可能」という。

電源部の内部

筐体は2シャーシ・デュアル・モノブロック構成。プリアンプモジュールは、シャーシに固定しないセミフローティング構造で「さらなる音の解放感」を追求したとのこと。電源はデュアルAC入力、デュアルDC出力、大容量トロイダルコア×4、Rコア×1の5トランス構成となっている。

本体部の内部上面
本体部の内部下面

固定抵抗切替式ながら0.1dB/1,120ステップの解像度と滑らかなカーブを特徴とする新開発の「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載。C1X専用に新開発されたESOTERIC独自の集積型アンプモジュール「Integrated Discrete-Amplifier Module IDM-01」も組み込んでいる。

入力セレクターには機械接点の影響を受けず、音質に優れるというFET素子を採用。独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」に対応した入力端子が3系統、出力端子が2系統装備。なお、この独自電流伝送方式に対応するパワーアンプは7月時点では開発中とのこと。

セレクターノブとボリュームノブは、操作フィーリングに優れた高精度ボールベアリング式。入力ゲイン調整は±18dB(0.1dBステップ)、L/Rバランス調整は±6dB(0.1dBステップ)。通常のライン入力のほか、AVアンプと共存できるよう「AVスルー」設定が全入力で可能となっている。

本体背面

入力端子はRCA×2、XLR/ES-LINK(切替式)×3の計5系統、出力端子はXLR×2、ES-LINK×2の計4系統。本機に加え、ESOTERICのSACDプレーヤーやネットワークプレーヤー、DACなども操作でき、表裏両面にボタンを配置したアルミ製リモコンが付属する。

表裏両面にボタンが配置したアルミ製リモコン

突起部分を含む外形寸法は、本体部が445×449×132mm(幅×奥行き×高さ)、電源部が445×452×132mm(同)。重量は本体部20.2kg、電源部29kg。

Grandioso C1X