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ソニー、世界初グローバルシャッターのフルサイズミラーレス「α9 III」約88万円

ソニーは7日、フルサイズのミラーレスカメラとして世界初という全画素を同時に露光・読み出す「グローバルシャッター方式」のセンサーを搭載し、最高約120コマ/秒のAF/AE追従で、ブラックアウトフリーの連続撮影が可能な「α9 III」(ILCE-9M3)を発表した。2024年1月26日発売で、オープンプライス。店頭予想価格は88万円前後。

有効約2,460万画素のフルフレーム積層型CMOSイメージセンサーと内蔵メモリーを搭載。最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」を組み合わせる事で、AF/AE追従によるブラックアウトフリー連続撮影を、最高約120コマ/秒で、192枚まで継続できるという。

既存のローリングシャッターのイメージセンサーと比べ、グローバルシャッターは高速なデータの読み出しが可能。ゴルフのスイングや車など、高速で動く被写体を撮影した時も、歪み無く撮影できるという強みもある。

さらに、高密度像面位相差AFを搭載。専用のAI処理ユニットによるリアルタイム認識AFにより、さまざまな被写体を高精度に認識する。AFポイントは759点。

5軸のボディ内手ブレ補正機能を備え、8段までに相当する手ぶれ補正が可能。

カスタムボタンを活用する事で、秒間60コマの連写撮影をしている途中から、秒間120コマに連写速度を速めるブースト撮影も可能。また、鳥が飛び立つ瞬間などの決定的な瞬間を撮影するために、シャッターを押した瞬間よりも0.005秒~1秒前まで戻って記録をするプリキャプチャー機能も搭載。戻って記録する時間は0.005秒~1秒前まで設定可能。

最高シャッタースピード1/80,000秒(連写時1/16,000秒)も実現。HVL-F60RM2やHVL-F46RMといった、互換性のあるソニー製フラッシュを装着し、フラッシュを同調させて最大1/80,000秒の撮影も可能。

動画も6Kオーバーサンプリングで撮影し、4K/60pでの記録が可能。4K/120pのスロー撮影も可能。10bit 4:2:2 All-I、16bit RAW出力も可能。S-CinetoneやS-log3もサポート。動画撮影中は手ぶれ補正においてダイナミックアクティブモードも利用できる。

944万画素のOLED EVFを搭載。縦位置撮影用のグリップもオプションとして用意する。

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