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ゼンハイザー、ノイズキャンセルと音質強化したヘッドフォン「ACCENTUM Plus Wireless」

「ACCENTUM Plus Wireless」(Black)

Sonova Consumer Hearing Japanは、ゼンハイザーブランドより、ワイヤレスヘッドフォンの新モデルとして、最大50時間のロングバッテリーで、ハイブリッドアダプティブノイズキャンセリングも利用できる「ACCENTUM Plus Wireless」を、2024年春に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は38,390円前後。カラーバリエーションはBlackとWhite。

「ACCENTUM Plus Wireless」(White)

2023年10月末に発売したワイヤレスヘッドフォン「ACCENTUM Wireless」の上位モデル。ゼンハイザーのワイヤレスヘッドフォンとしては最上位「MOMENTUM 4 Wireless」の下に位置し、「音質が高くエントリーモデルよりも機能的なものが欲しい」ユーザーに最適という。

ACCENTUM Wirelessと同じく、自社開発の37mm径ダイナミックドライバーを搭載。バックボリュームを搭載し、振動板を効率的に動かせるため、アクティブノイズキャンセリング(ANC)ON時でも最大50時間のロングバッテリーを実現している。

Bluetoothコーデックでは、既発売のACCENTUM WirelessがaptX HDの48kHz/24bitに対応していたのに対し、ACCENTUM Plus WirelessではaptX Adaptiveの48kHz/24bitに対応。「通常よりもさらに一段上のコーデックでさらなる音の広がりと解像度を感じることができる」という。そのほかコーデックはSBCとAAC、aptXをサポートし、Bluetooth 5.2に準拠。マルチポイント接続も利用できる。

低音を強調するベースブーストやセリフや会話を聞き取りやすくするポッドキャストなどのサウンドモードに、5バンドのイコライザーも利用できる。

ノイズキャンセリングは、フィードフォワードとフィードバックを組み合わせたハイブリッドノイズキャンセリングから、周囲のノイズレベルに合わせて強度を自動調整するハイブリッドアダプティブノイズキャンセリングに進化。ノイズキャンセリング用チップに、最上位のMOMENTUM 4 Wirelessと同じものを使うことで、アダプティブ化を果たしている。

風切り音防止機能も搭載し、地下鉄や高層ビル間など、風が強い場所でも、風切り音を低減。ヘッドフォンを外すことなく周囲の音を確認できる外音取り込み機能も利用できる。

搭載マイク数もエントリー機であるACCENTUM Wirelessの5基から、cVcマイク6基に強化された。ACCENTUM Wirelessでは、マイク1基をANCと通話用で兼用していたが、ACCENTUM Plus Wirelessではノイズキャンセリング専用に4基、通話専用に2基と役割を分けることで、ANCと通話品質の両方を高めている。

ACCENTUM Wirelessにはなかった機能として、ヘッドフォンの着脱に音楽の再生/停止が連動するスマートポーズ機能を搭載。楽曲の再生/停止といった操作も4ボタン式から右イヤーカップのタッチコントロール式に変更されている。またアプリ「Smart Control」から自身の耳の聴こえ方にあわせた音質に調整できる「サウンドパーソナライズ」を使えるようになった。

持ち運びや収納に便利な専用ケースが付属

バッテリー持続時間はANC ON時で最大50時間。10分の充電で5時間使える急速充電にも対応する。フル充電時間は3.5時間。従来モデルには付属していなかった専用ケースや、1.2mのオーディオケーブルが付属し、有線接続でも利用できる。

本体は軽量で、人間工学デザインに加え、プロテインレザーを使ったソフトなイヤーパッドに、ヘッドバンド内側にはシリコンカバーのクッションを採用して、長時間でも快適な装着感を実現した。重さは約227g。