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「SHOGUN 将軍」USプレミアに真田広之や浅野忠信。19日~20日には来日イベント
2024年2月15日 09:00
Disney+の「スター」にて、2月27日より独占配信される真田広之主演・プロデュースの戦国ドラマ「SHOGUN 将軍」のUSプレミアが、アメリカ・ロサンゼルスで行なわれ、真田を始めとする日米の豪華キャスト&制作陣が登場した。キャスト&制作陣は日本へ訪れる予定で、2月19日~20日に行なわれるキャスト、プロデューサーの来日イベントがオンライン中継される。
戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説“SHOGUN”をドラマシリーズ化した作品。徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将「虎永」と、その家臣となった英国人航海士「按針」、ふたりの運命の鍵を握る謎多きキリシタン「鞠子」。彼らが繰り広げる歴史の裏側の、壮大な“謀り事”。そして、待ち受ける大どんでん返しを、ハリウッドスタジオによる壮大で圧倒的な映像世界で描く。
全10話のリミテッドシリーズで、2月27日の初回は2話同時配信。以降は毎週1話ずつ配信され、最終話は4月23日配信予定。
配信開始が約2週間後に迫るなか、海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、2月14日時点でレビュー評価が100%を記録しているほか、鑑賞した海外メディアも「『SHOGUN将軍』は私たちが持つ普遍的な情熱や秘めたる野望を突き動かす、人間性に溢れた物語だ」(DECIDER)、「国際色豊かなキャスティングは、プロデューサーとしても活躍する真田を筆頭に素晴らしい」(Hollywood Reporter)、「豪華なキャスト、没入感のある物語、細部へのこだわりによって、『SHOGUN 将軍』はテレビ界で際立つ必見の作品だ」(SCREENRANT)と絶賛。
ニューヨークのTIME誌でも「これは単なるリメイクではない、驚愕すべきものだ」と大々的に紹介され、観客を引き込む怒涛の展開から、実力派俳優が集結したキャスティング、ハリウッドが描くスケール満載の描写まで、大きな注目を集めている。
そんな本作のUSプレミアには、プロデューサー&ハリウッド製作の連続ドラマ初主演を飾る吉井虎永役の真田をはじめ、虎永と運命を共にする英国人航海士/ジョン・ブラックソーン(のちの按針)役のコズモ・ジャーヴィス、“謀反人の娘”の宿命を背負うキリシタン/戸田鞠子役のアンナ・サワイ、裏表の顔をもつ虎永の家臣/樫木藪重役の浅野忠信、虎永と天下の覇権を争う敵将/石堂和成役の平岳大、虎永に長年仕える忠実な腹心/戸田広松役の西岡徳馬、プロデューサーのジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベルなどキャスト&制作陣が集結。
さらに1991年~92年世界フィギュアスケート選手権チャンピオンのクリスティー・ヤマグチなど豪華セレブも駆けつけ、会場を沸かせた。
会場となったロサンゼルスのアカデミーミュージアムは、会場全体に桜の装飾が咲き誇り、迫力満載の和太鼓演奏や金色のタイトルが記された漆黒のカーペットなど、スケール満載の本作にふさわしい豪華絢爛な仕上がりに。配信を待ちきれないファンが大勢駆けつけるなど、キャスト&スタッフの登場前から大きな盛り上がりをみせる。
プロデューサー&主演の真田は、ハリウッド製作の連続ドラマ初主演、さらにプロデューサーも務めたまさに“渾身の1作”となった本作の初お披露目に「ついにこの日が来たなと思います。関わりはじめてから7、8年経って、紆余曲折を経て今日に至るのでやっと世界に発信できる喜びと、世界や日本でどういう風に受け入れられるのか、不安もありつつ東西の壁を乗り越えて作り上げた作品をぜひ一人でも多くの人に見て頂きたいです」と長年の時を経て、晴れてプレミアイベントを迎えることができた喜びを語った。
今回のプレミアイベントについては、いち俳優として参加してきたレッドカーペットとは気分も違うようで、真田はハリウッド初主演&プロデュースの両方を務めた本作の撮影は“日々楽しかった”とコメント。
また「21世紀、新しくこの小説を映像化することにあたって、どうすれば今の観客に受け入れられるのかなというところから始まりました。歴史上の人物や出来事にインスパイアされた小説ではありますが、やはりフィクションのエンターテインメントなので、いかにそのストーリーやキャラクターに入りこんで頂くか、いかにオーセンティックに集中できるものを作れるか、ということを大事にしたい、という想いからはじまりました」と制作当時を振り返った。
本作へのこだわりについては「日本の時代劇のスペシャリストを各部署に配置することができて、日本人の役はすべて日本人の俳優を呼ぶことが実現でき、ハリウッドでは画期的なことなので、これが大きな布石になればいいなと希望を抱いております」と話し、“日本人として日本の文化を正しく世界へ紹介したかった”という想いを貫いたことを明かしている。
真田演じる虎永の家臣、樫木藪重を演じた浅野は、真田との共演に「僕が19歳のときにご一緒したのが最初でしたが、長い時間をかけてご一緒していて僕にとって物凄く信頼できる先輩なので、真田さんがいてくださったのは大きかったですね」と本作の撮影では真田の存在が大きかったと振り返る。
さらにこの作品をハリウッドで制作できたことに「真田さんの力が一番大きいと思うのですが、我々日本人にとって大きな一歩だと思いました」と感慨深くコメント。虎永の信頼する武将で親友の戸田広松役を演じた西岡も「日本のちゃんとした武士道の形をハリウッド作品でみせたい」という熱い想いから、撮影時はプロデューサーのジャスティン・マークスに要望を話し叶えた場面もあったという。
そんな本作については「やっとハリウッドで日本の武士道スピリッツが描かれたちゃんとしたものができたなと思います。迫力も満載ですし、ワクワクするようなドラマになっています!」と、日本人キャストも特別な想いを抱き完成させた本作を強くアピールした。
そして“謀反人の娘”の宿命を背負うキリシタンで、虎永、按針の運命の鍵を握る重要人物・戸田鞠子役のサワイは「アクションや戦いなどが壮大に描かれているのですが、個人的には人間ドラマが一番私には響いていて、それぞれの関係性やそれぞれが犠牲にしないといけないものなどがたくさん見られるので、そこが見どころかなと思います」と、登場人物たちの関係性やさまざまな思惑を秘めた人間関係など、ダイナミックなシーンだけではなく観客の心を突き動かすドラマにも注目してほしいと語った。
のちの按針となるジョン・ブラックソーン役を演じたジャーヴィスは「『SHOGUN将軍』に携わったチーム全員を誇りに思います。この作品には何百人もの人間が携わりました。ようやく世界中の人々に我々が作り上げた作品を観て頂ける事に喜びを感じています」とお披露目できたことへの感動を語り、「この作品はトレンドを追う事なく王道を突き進み、見て頂ければ驚きと共に納得してくれると思います。按針を演じる上で気を付けたのは、物語の展開が大きくなるほど、確固たる意志と彼の内面性をきちんと表現できるように演技しました」とこだわりを明かした。
最後に真田は、配信を待ち望む日本のファンに向けて「東西の壁をとっぱらって、スタッフやキャストが一丸となって作りあげた作品です。日本の時代劇ファンの方に納得してもらえるものを作りたいというのが原点でしたので、少しでも多くの方に見て頂き評価をしていただいて、おもしろければ最後まで見続けて頂いて、この東西融合チームが築き上げたチームワークやドラマの背景にあるメッセージを感じ取っていただければ嬉しいなと思います。ぜひご覧いただければありがたいです」とアピールした。
真田らキャスト&制作陣の来日イベントは、19日の18時~19時に「『SHOGUN 将軍』ジャパンプレミア舞台挨拶」がYouTubeで、20日の19時から「『SHOGUN 将軍』大ヒット祈願イベント ニコ生中継&スペシャル特番」がニコニコ生放送で、それぞれ生配信される。