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1万円台でTVの聞こえを改善「ミライスピーカー・ミニ」
2024年2月29日 15:00
サウンドファンは、加齢などによって生じるテレビの言葉の聞こえづらさを改善するというスピーカー「ミライスピーカー」の新モデルとして、聞こえ・機能・サイズはそのままに、より使いやすく、スタイリッシュなデザインにし、価格を抑えた「ミライスピーカー・ミニ」を、2月29日に発売した。価格は19,800円。
ミライスピーカーは、蓄音機のラッパ部分にヒントに開発した独自技術「曲面サウンド」を搭載。2020年5月に初の家庭用モデル「ミライスピーカー・ホーム」を、'23年10月には上位モデル「ミライスピーカー・ステレオ」を発売し、'23年11月時点で国内累計販売台数は20万台を突破している。
同社ECサイトで購入した人の約半数は、家族へのプレゼントとしてミライスピーカーを選んでいるといい、「家族から大きな音を注意されないので安心」「言葉が聞き取れるのでテレビが楽しい」「両親も大変満足している」といった評価を得ているとのこと。
その一方で、ミライスピーカー・ホームは27,000円、ミライスピーカー・ステレオは39,600円(ともに発売時点)と、「聞こえはいいが値段が高め」「プレゼントには少々高価すぎる」という声もあったことから、手の届きやすい価格を実現したミライスピーカー・ミニを販売する。
ミライスピーカー・ミニでは、聞こえやすい音を出す曲面振動板部分を進化させつつも、シンプルな構造にすることで1万円台の価格設定を実現。デザインも、曲面サウンドらしい扇形のフォルムはそのままに、正面から見るとテレビの視聴を邪魔しない黒い長方形に見えるシンプルでスタイリッシュなものを採用した。
またユーザーの声を活かした使いやすさへのこだわりとして、2ステップで簡単に接続できる利便性や、付属品が紛失しない工夫を施した「梱包箱」、図解入りで直感的に理解できる「取扱説明書」、テレビの大型化に合わせて「コードを長く」するなど、使い勝手も向上させたとのこと。
再生周波数帯域は180Hz~20kHz、アンプ出力は15W、入力は3.5mmステレオミニ。外形寸法は90×200×154mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約0.6kg。電源アダプターや2mの音声ケーブルなどが付属する。
サウンドファンの山地浩代表取締役社長/CEOは「より多くの聞こえに困っている方々とそのご家族が快適な生活を送れるように『ミライスピーカー・ミニ』を開発しました。世界的な物価高騰の中でも、品質を犠牲にすることなく、創意工夫を重ね、1万円台のプライシングを実現しました。この製品を通じて、今後3年以内にミライスピーカーシリーズの国内累計販売台数100万台を突破したいと考えています」とコメント。また海外市場への展開も強化する方針も示している。