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曲面サウンドで“高齢者にも聴こえを”TV向け「ミライスピーカー・ホーム」

「ミライスピーカー・ホーム」

サウンドファンは、高齢者など、聴こえづらさを感じている人に“聴こえを届ける”という特許技術「曲面サウンド」を搭載した「ミライスピーカー」の新モデルとして、家庭向けの小型軽量な「ミライスピーカー・ホーム」を発売した。価格は27,000円。

ミライスピーカーはこれまで、日本航空の空港カウンターや銀行証券など金融機関、区役所など公共機関、医療機関、老人ホーム、教育機関、教会・寺院、一般企業など、主に企業や公共施設向けに販売してきた。

一方で、個人向けに、高齢者向けテレビ用スピーカーとしての活用したいという声が寄せられており、家庭向け小型軽量モデル「ミライスピーカー・ホーム」の開発に繋がったという。

従来のスピーカーの振動板は、円すい形だが、ミライスピーカーの振動板は、平板を湾曲させた形状。この曲面振動板から発せられる曲面サウンドが、「耳の遠い方が聴こえやすい音」になるという。特に、従来のスピーカーとは異なり、「高音域において、広範囲にしっかりと音を届ける音場がつくられる」という。

ミライスピーカー・ホームの内部

「ミライスピーカー・ホーム」には、フルレンジスピーカーと曲面サウンドを融合した「新開発ハイブリッド方式曲面振動板スピーカーユニット」を搭載。1つのアクチュエーター(振動板を駆動させるもの)で、フルレンジスピーカーのコーン型振動板と、曲面サウンドの曲面振動板を同時に駆動。これにより、さらなる小型軽量化、省コスト化に成功。「聴こえにお困りの方も、そうでない方も、誰にとっても快適な聴こえを届ける」という。

周波数特性(参考値)は250Hz~20kHz、アンプ出力は18W(THD 10%/専用設計デジタルアンプ駆動)。ステレオミニのライン入力を備え、操作は本体に電源ON/OFFと音量ツマミのみ搭載。シンプルな操作性も特徴で、「設置時に一度セットすれば、通常はテレビ側の操作のみで使える」という。

外形寸法は、86×212×143mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は750g。電源アダプター(145g)が付属する。