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押井守実写デビュー作「紅い眼鏡」、4Kデジタルリマスター化プロジェクト開始

クラウドファンディングページ(C)︎押井守・バルク

アニメーションの監督として活動してきた押井守初の実写長編作品として、1987年に公開された「紅い眼鏡」の4Kデジタルリマスター化のクラウドファンディングプロジェクトがMOTION GALLERYでスタートした。目標金額10,000,000円で、4月30日10時時点で11,533,338円が集まっている。10,000円以上のプランで支援をすると、4Kデジタルリマスター版のBlu-ray Discが11月に届けられる。完成披露試写会や打ち上げに招待されるプランなども用意されている。

押井守監督作品『紅い眼鏡』4Kレストア計画PV

声優・千葉繁のプロモーションフィルムを作るという自主映画企画からスタートし、次第に企画がスケールアップ。35mmフィルム撮影での本格的な映画として完成した「紅い眼鏡」。

脚本の伊藤和典など、押井がチーフディレクターを務めた「うる星やつら」の関係者が参加。出演も、千葉繁以外に鷲尾真知子や田中秀幸、玄田哲章ら声優やアニメ業界関係者が多く参加。アニメーターの大塚康生や、岡本喜八映画の常連として知られた天本英世も出演している。

クラウドファンディングの資金は、東京現像所から引き上げた35mmネガフィルムを4K画質でのレストアや、特典費用などに使われる。

クラウドファンディングのページでは、押井監督や千葉繁からのコメントも掲載されている。