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ソニー史上最少で約1万円の完全ワイヤレス「WF-C510」
2024年8月27日 10:06
ソニーは、小型・軽量サイズとバランスの良い音質を実現した、新しい完全ワイヤレスイヤフォン「WF-C510」を9月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、イエロー。
2021年10月に発売した、同社完全ワイヤレスの人気モデル「WF-C500」の後継機。C500の基本性能をベースにしながら、音質の向上や「外音取り込み」「マルチポイント」などの新機能を追加。さらに、様々な耳の形に合う形状へデザインを変更し、本体・ケース共に小型・軽量化を実現した。サイズに関しては、密閉型の完全ワイヤレスモデルとして“ソニー史上最少”という。
新しい6mm径ドライバーを採用。新ドライバーに合わせたチューニングを施すことで、音質を強化。低音域から高音域までのバランスが向上し、よりジャンルを選ばない音質に仕上げた。
従来モデル同様、圧縮された音源をCD音質相当まで補完して再生する「DSEE」機能を搭載。アプリの「Headphones Connect」を使って、イコライザーを調整して自分好みの音質にもできる。
360 Reality Audioの認定モデルでもあるため、全方位に広がる、音に包まれるような音楽体験も可能。専用アプリで耳を撮影し、その形に合わせてイヤフォンのサウンドを最適化する事で、よりリアルな臨場感が楽しめる。
小型・軽量性も本機の特徴。デザインを見直すことで、イヤフォンは体積を約21%削減し、片側約4.6g(前機種は約5.4g)という軽さを実現した。
さらに、耳の形状に合わせたエルゴノミック・サーフェス・デザインとすることで、快適な装着感を追及。小さいボディで装着圧を改善しつつ、耳の外側への出っ張りを抑えることで、重心を内側にして振動を拾いにくい形状に仕上げた。またボタンのフラット化は、操作性の向上にも寄与しているという。
イヤフォンと合わせて、ケースもブラッシュアップ。持ち運びやすさを考えた細長形状は維持しながら、ケースのフタを半透明デザインからマットデザインに変更して質感を改善。体積も約23%削り、約3グラム減の重さ31gとした。
新機能としては、C500ユーザーから要望の多かったという「外音取り込み」と「マルチポイント」を追加。
外音取り込みは、本体を装着したままで周囲の音を聞くことができるもの。本体操作で手軽に切り替え、外の音を確認することが可能。ボイスフォーカスを使えば、周囲の音を取り込みながらもノイズを低減して、人の声やアナウンス音のみを聞きやすくすることもできる。
マルチポイントは、一つのヘッドフォンでパソコンやスマートフォンなどの親機となるデバイスを2台同時にBluetooth接続できる機能。この機能を利用すれば、C510でスマートフォンの音楽を聴きながら、パソコンで着信などの待ち受けができるようになる。
他にも、ボタンを押すだけでSpotifyなどの音楽アプリを素早く再生できるクイックアクセス、ボタンを4度タップしてのボリューム調整するなどの本体操作の拡充も新たに追加している。
Bluetoothはバージョン5.3に準拠し、対応コーデックはSBC、AAC。前モデルからの機能である片耳使用やハンズフリー通話、Google「Fast Pair」やWindows 11の「SwiftPair」対応、「端末を探す」アプリの対応なども引き続きサポートする。なおノイズキャンセリング機能は非搭載。
バッテリー性能も改善。イヤフォン単体で11時間、充電ケースを併用すると計22時間の再生が可能(従来は最大20時間)。急速充電性能も向上し、5分の充電で最大60分再生できるようになった。
イヤフォンは、汗や雨を気にせずに使えるIPX4に対応。付属品はハイブリットイヤーピース(SS/M/LL各2個)。充電用のUSB-Cケーブルは別売となる。
