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FIIO、デュアルDD搭載の最上位ハイブリッドイヤフォン「FH19」
2024年8月30日 10:00
FIIO Electronicsは、デュアルダイナミックドライバーと6基のバランスド・アーマチュアドライバーを組み合わせたハイブリッドイヤフォン「FH19」を9月6日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は116,600円前後。
2022年に発売した「FH9」をベースにサウンド性能を進化させたという、FIIOブランドの新しいフラッグシップモデル。セミオープン構造や人間工学に基づいた設計により、疲れにくさや快適な装着感も実現している。
ハイエンドスピーカーのプッシュプル方式をイヤフォン用に最適化したという、デュアルダイナミックドライバーを開発。2基の13mmダイナミックドライバーを向かい合わせに配置し、同位相で駆動することで、2倍の駆動力と位相の一致を実現。大音量時の歪みを大幅に低減し、クリーンで力強い低音を再現した。
中高域の再生には、Knowles製のカスタムBAドライバーを6基採用。中域用にはセミオープン構造を採用し、より豊かな音エネルギーを獲得。滑らかで艶のある中域と、透明感のある高域を両立させている。
周波数特性は8Hz~40kHzで、インピーダンスは16Ω@1kHz。感度は109dB/mW@1kHz。
ボディには、純チタンと航空機用7000系アルミニウム合金を使用。高剛性と軽量化を両立し、美しい質感と優れた耐久性を実現した。7000系アルミニウム合金は航空機の機体にも使用される素材で、強度、剛性、耐食性に優れるという。
ドライバーの背圧を適切に外部へ逃がすセミオープンバック構造を採用。自然で広がりのある音場を実現するとともに、長時間の使用でも耳が疲れにくい設計とした。
複数のドライバーを効果的に制御するため、独自の中域ノッチフィルターを搭載。不要な共振を抑制し、ボーカルをより密度感高く再生。さらに高域との自然な繋がりも実現した。
8基のドライバーを最適に制御するため、緻密な4ウェイ・クロスオーバーネットワークを採用。低域、中低域、中高域、高域の4帯域に分割し、各ドライバーの特性を最大限に引き出している。
ボディは人間工学に基づいた設計で、長時間の使用でも疲れにくい着け心地を追求。具体的には、ノズル角度を10度最適化。さらに耳にフィットする形状で隙間を低減。耳に接する部分の厚みを約1mm薄くして、圧迫感を軽減するなどしている。
ケーブルは8芯224芯高純度単結晶銀ケーブルで、長さは約1.2m。コネクターは独自仕様のMMCXで、プラグは交換式3.5mm/4.4mm。
フォームイヤーチップ2組(M)、低音重視型シリコン製イヤーチップ3組(S/M/L)、バランス重視型シリコン製イヤーチップ3組(S/M/L)、ボーカル重視型シリコン製イヤーチップ3組(S/M/L)、スピンフィットイヤーチップ3組(S/M/L)、HS18イヤーチップス3組(S/M/L)、HS20シリコンイヤーチップス3組(S/M/L)、ダブルフランジイヤーチップ2組(M)、Red/Black/Green オーディオフィルター 各1セットなどを付属する。