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クリプトン、マランツMODEL M1など小型オーディオにもマッチする本格オーディオボード
2024年10月15日 08:00
クリプトンは、小型のオーディオ機器と組み合わせたり、デスクトップオーディオでの使用もイメージしたコンパクトなオーディオボード「AB-UT1」を10月中旬に発売する。価格は税抜16,000円。
AB-777BやAB-PB1などで採用している、内部に鉄球を入れて、ボードでサンドする薄型重量級ハイブリッドオーディオボードを小型にしたもの。一体型のコンパクトなオーディオ機器の設置をイメージしているほか、剛性が不足して鳴いてしまう机などの上に設置し、その上にスピーカーを置など、様々な使いこなしができる「ユーティリティー・オーディオボード」だという。
独自技術の鉄球サンドにより、機器の電磁ノイズも防止。鉄球どうしの隙間で生じるバラスト効果により、大幅に外部の振動を相殺・吸収する。
22.5mmと薄型で、ブラックデザインを採用。外形寸法は298×298×22.5mm(幅×奥行き×高さ/フット含む)、重量は2.4kg。
効果を体験してみる
発表会で効果のデモを体験したので、レポートする。
組み合わせたのはスピーカー。まず、スピーカースタンドの上に、インシュレーターなどを使わず、直接スピーカーを設置して試聴。その後で、スピーカースタンドの上にAB-UT1を設置。その上にスピーカーを置いて「ダイアナ・クラール/California Dreamin」を試聴してみた。
効果は大きく、オーディオボード無しでは、中央のボーカルの音像の輪郭がややボヤケていたのだが、オーディオボードを入れると、ビシッとフォーカスが合焦したようにクリアな輪郭となり、周囲の楽器の定位も明瞭になる。視力が良くなったような感覚だ。
また、床の剛性が上がった時のように、重心が下がり、低い音がより低く出るようになる。これにより、音楽に安定感が生まれるのが実感できた。