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final、新設計f-Core DUドライバとステンレスマウントフレームのイヤフォン「A6000」
2024年10月23日 18:50
finalは、新しい音質評価基準を提示する「A series」の新イヤフォン「A6000」を11月14日に発売する。予約受付は10月23日から開始している。価格は59,800円。
A seriesの開発は、音質と物理特性の関係を分析し、新たな評価法を確立することから始まり、その成果としてフラッグシップイヤフォン「A8000」が発売されている。
新モデルのA6000は、我々が様々なクオリティで録音された音楽を、様々な音量で聴くことから、「実際の音楽聴取状況に沿った新たな評価法を採用し、音作りを行なった」としており、具体的には「A8000で培った音質評価法をさらに進化させ、音の粒度が極めて細かく、一音一音の実在感が感じられる新たな音質」に仕上げたという。
ドライバーユニットはダイナミック型の「f-Core DU」(エフコアDU)を採用。振動板、ボイスコイル、磁石、磁気回路、各部接着剤などのドライバー部品、さらには生産機器までも自社で設計した、完全新設計の6mm径ドライバーユニット。
フラッグシップのA8000は、ドライバーの性能を最大限に引き出すためにステンレス筐体に直接固定していた。A6000では、f-Core DUを保持するためのステンレスマウントフレームを新開発し、軽量な樹脂筐体により快適な装着性を実現しながら、同時に内部の金属フレームによって筐体の剛性を高め、ドライバーを強固に支える構造を採用。これにより、音の粒度が極めて細かく、一音一音の輪郭が鮮明に感じられる音質を実現したとのこと。
樹脂筐体の表面には、独自の「ハードグレイン加工」を施した。グレインとは「粒子」の意味だが、特殊加工により筐体の表面に細やかな陰影を与え、剛性を高めるとともにキズや指紋汚れを防いでいる。
付属のケーブルは「2PINソフト単結晶銅ケーブル」を新たに開発。優れた導電性を持つ単結晶銅を採用した取り回しの良い柔らかな2PINケーブルを自社開発。高い解像度と柔らかい質感を両立したサウンドを実現している。ケーブルは1.2m。
イヤーピースは、A6000の音質を最大限に引き出すため、開口部の広い「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を同梱する。
感度は101dB、インピーダンスは18Ω。重量は24g。