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SHANLING、クアッドDACの旗艦ポータブルDACアンプ「UA6」
2024年11月1日 11:00
MUSINは、SHANLINGのクアッドDAC搭載のフラッグシップポータブルDACアンプ「UA6」を、11月8日に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は26,235円前後。専用PUレザーケースも同日発売。こちらも価格はオープンプライス、店頭予想価格は2,420円前後。予約は1日11時から受け付けている。
シーラス・ロジック製DAC「CS43131」を4基搭載し、「クリーンで優れたパフォーマンスと、非常に高いクオリティのサウンドを実現した」というフラッグシップモデル。最大768kHz/32bitまでのPCMとDSD 512のネイティブ再生に対応する。
DACモードはデュアル/クアッドの切り替えが可能で、5種類のデジタルフィルターを搭載した。供給電力の変動や不安定な電力によるパフォーマンスの問題を解決するための「ハイブリッドパワーシステム2.0」を採用。
内蔵バッテリーからの電力供給により、接続機器の消費電力低減と高い互換性を実現すると同時に、供給電力変動によるパフォーマンス変化を低減、安定した動作性能とサウンドパフォーマンスを両立した。バッテリー容量は220mAh。ゲインはHigh/Lowの2段階。
UAシリーズで継承されてきた電源制御技術も盛り込まれており、最適化されたLDOレギュレーターにより「ノイズレスな漆黒のバックグラウンドを叶えることで、一音一音が鮮明に描かれ、繊細でエモーショナルなサウンドを体感できる」という。
入力はUSB Type-C。出力は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスで、3.5mmは光デシタル出力にも対応する。
再生周波数帯域は20Hz~40kHz、最大出力レベルは3.5mmシングルエンドで112mW@32Ω、4.4mmバランスで361mW@32Ω。SN比は3.5mmシングルエンドで127dB@32Ω、4.4mmアンバランスで132dB@32Ω。
ボディデザインは軽量かつ堅牢ながら、滑らかな手触りを実現した近代的なデザインを採用。側面にはメカニカルキースイッチも備え、音量調整、各種設定にアクセスできる。
フロントパネルには、1.3型のLCDカラーディスプレイを搭載し、サンプリングレートやボリューム、ゲイン、DACモードなどの設定をひと目で確認できる。新しいUIも採用し、ディスプレイのテーマやフォントデザイン、フォントカラーをカスタマイズできる。
アプリ「Eddict Player」から、ボリュームやデジタルフィルター、DACモードなどを操作することも可能。一部のAndroidスマートフォンからは曲戻し、曲送りなどの操作もできる。
18芯の高純度無酸素銅線を採用したOTGケーブルが標準で付属。ケーブルは着脱が可能で、USB Type-Aへの変換アダプターも付属する。
同日発売の専用レザーケースは、PUレザーを使った高級感のあるレザー調のスリーブタイプ。UA6のディスプレイへのアクセスはそのままに、衝撃や擦り傷から本体を保護するという。カラーはブラック。
なお、MUSINは11月2日にステーションコンファレンス東京で行なわれる「秋のヘッドフォン祭 2024」にて、このUA6を含む新製品を出展する。