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Insta360、iOS純正カメラ以外でも被写体追跡するジンバル「Flow 2 Pro」
2025年1月17日 14:30
Insta360Japanは、Apple Dockkitをサポートし、iPhoneの純正カメラアプリ以外でもシームレスな被写体追跡ができるというスマートフォン用ジンバル「Insta360 Flow 2 Pro」を、1月16日に発売した。直販価格は通常版で21,900円。
そのほか、追加でスポットライトなどが付属するクリエイターキットを26,900円で、バックパックマウントなどが付属するVlogキットを28,200円で用意する。
従来モデル「Flow Pro」から滑り止めハンドルが長くなったほか、より頑丈になった三脚機構、自撮り用ミラーなどを搭載した後継機。
Apple独自のDockkitをサポートし、200以上の対応iOSアプリで被写体追跡を利用可能。「写真モードやシネマチックモードからスローモーションまで、ソフトウェアの追加不要で、直感的に使える優れた性能を兼ね備えた」という。
iOSデバイス以外でも使える機能として、AI駆動型トラッキング技術の「ディープトラック4.0」を搭載した。新機能の「アクティブズームトラッキング」では、移動する被写体を追跡しながら最大15倍までズームが可能。ダイナミックなスポーツシーンや遠くの被写体を撮影するクリエイターにとって“ゲームチェンジャー”になるとする。
複数人物のリアルタイムトラッキングも可能。家族写真からグループでのダンスパフォーマンス動画まで、グループ全体を画面内に映し続ける。
「あらゆるショットを黄金比構図で捉える」というAI機能「プロフレーミンググリッド」も使用可能。Flow 2 Proがフレーミングと構図をガイドするため、簡単にシネマティックな映像を作成できるという。Insta360アプリで撮影する場合は、9つあるグリッドのうち、ひとつをタップするとジンバルが自動的に被写体の位置と構成を分析する。
そのほか、前を障害物が通って視界が遮られても選択した被写体をロックし続ける人物再認識、犬や猫から馬までトラッキングする、よりスマートな動物追跡機能、業界初という360度無限パントラッキング、Apple Watchや別のスマートフォンからの遠隔操作などにも対応した。
内蔵バッテリー容量は1,100mAhで、駆動時間は10時間、充電時間は2時間。Flow 2 Proをモバイルバッテリーがわりに使うこともできる。
外形寸法は収納時97.9×36.7×178.4mm(幅×奥行き×高さ)、伸張時121.1×54×282.1mm(同)。重さはジンバルが約357g、磁気スマートフォンクランプが約25g。