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ポータブルCDプレーヤーが熱い、フォノイコ内蔵ポタアンも。「冬のヘッドフォン祭 mini」開幕

DUNUのポータブルCDプレイヤーは「CONCEPT-R」

フジヤエービックによるイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2025」が8日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催。会場にはイヤフォンやヘッドフォンの新製品が多数展示されているが、それとは別に、ポータブルCDプレーヤーが各社ら登場。1つのトレンドになっている。

サウンドアース

「CONCEPT-R」

DUNUのポータブルCDプレイヤーは「CONCEPT-R」と呼ばれるもので、Rは“レトロ”の意味だという。発売日や価格は未定だが、4月頃の予定で、9万円ほどのイメージ。

剛性の高い筐体に、フェーダーのようなスライド式ボリューム、トラック選択ボタンを備えているほか、前面に4.4mmバランス、標準フォーンヘッドフォン端子を装備。大型ヘッドフォンまで鳴らせる駆動力を持つという。背面にはアナログラインアウトや光デジタル出力jを備えるほか、USB-C入力も備え、USB DACとして使うこともできる。

背面

さらにDUNUからは、新IEMの試作機も登場。名称未決定だが、ダイナミック型×2、BA×6を搭載しているという。

新IEMの試作機

QoAのブースでは「Mimosa」や「Adonis New」に加え、新モデルとしてダイナミック型×2を搭載した「Matador」と、BA×4、ダイナミック型×1、BC×1の6ドライバーを搭載した「Martini」の試作機が登場。試聴もできる。

QoA Matador

さらに、Melody Wingsという新しいブランドのイヤフォンが初出店。中国のブランドだが、中国では販売せず、日本や中国以外のアジアに向けて展開するブランドで、第一弾は「venus」というモデルになる予定。BA×2、ダイナミック型×1を搭載し、実売2万円前後と、手に届きやすい価格帯のブランドになるようだ。

Melody Wings「venus」
Melody Wingsからは、他のドライバー構成のイヤフォンも参考展示

水月雨/MOONDROP

ポータブルCDプレーヤー「DISCDREAM 2」

水月雨/MOONDROPのブースでは、発売したばかりのポータブルCDプレーヤー「DISCDREAM 2」と「DISCDREAM 2 Ultra」が試聴できる。価格はオープンで、実売はDISCDREAM 2が19,900円前後、DISCDREAM 2 Ultraが43,000円前後。

どちらもフリップ式で、DISCDREAM 2はモダニズムのカラーブロックCMFデザインを取り入れているのが特徴。DISCDREAM 2 Ultraは、航空グレードのアルミ合金を高精度CNC切削で一体成型し、表面は丁寧に研磨。ヘアライン加工とマット仕上げが施され、「ハイエンドモデルや据え置き型CDプレーヤーに匹敵する高級感を実現している」という。

上位モデルのDISCDREAM 2 Ultra

上位モデルのDISCDREAM 2 Ultraは、搭載するCirrus LogicのDACがデュアルになっているほか、4.4mmのバランスイヤフォン出力も装備。DISCDREAM 2はシングルDACで、3.5mmステレオミニ出力となる。

HAKU

HAKUのターンテーブル「HTT-1100」

オタイレコードの新ブランド、HAKUのブースには、4月発売予定のターンテーブル「HTT-1100」が参考出品されている。価格は未定だが、26,800円程度での発売を予定している。

価格を抑え、“始めてのレコードプレーヤー”として選ばれる事を目指して開発したというもので、中国で生産したプレーヤーに、日本からの意見を反映させて高音質化しているという。

プラッターのガタツキを抑える機構や、内部配線にもこだわった

様々なシェルやカートリッジへの交換も可能。トーンアームウエイトとアンチスケーティングダイヤル、ダストカバーも付属。Bluetoothで再生音をワイヤレス伝送する機能も備えている。

さらに、HAKUブランドのフォノイコライザー搭載ポータブルアンプ「HAKUshin ver1.1」も参考出品。レコードの音を、気軽にヘッドフォンなどで楽しめるように作られたものだが、USB DAC機能も搭載。レコードとストリーミング配信の曲を聴き比べることもできる。

HAKUブランドのフォノイコライザー搭載ポータブルアンプ「HAKUshin ver1.1」