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TRIANGLE、BluetoothやPhono入力備えたアクティブスピーカー「Borea Connect/LN01A」。HDMI ARC搭載機も
2025年3月14日 11:30
完実電気は、昨年末に発表していたフランスのスピーカーブランド・TRIANGLE(トライアングル)のアクティブ・ブックシェルフスピーカー3モデルを3月21日に発売する。ペアの価格は、HDMI ARCやPhono入力も搭載した「BR02 Connect」が96,800円と「BR03 Connect」が115,500円。HDMI ARCは非搭載の「LN01A」は74,800円。
TRIANGLEとは
1980年、インテリア・デザイナーであり、オーディオファイルでもあったルノー・ド・ヴェルニェット氏が若干22歳で、フランス・パリで立ち上げたスピーカーブランド。革新的な筐体のモジュール構造スピーカー「1180」を世に送り出し、欧州のオーディオ市場で話題に。90年代には「Minimum」を発表。2000年代には同社の音響技術を結集したリファレンス・スピーカーの開発に着手し、「Concerto」と「Grand Concert」「Magellan」シリーズを誕生させた。
現在の代表であるウーゴ・デツェレ氏が入社後は、ネットワークとサブスクによるリスニングスタイルの変化に対応するため、ストリーミングサービスへの対応やアクティブスピーカー製品の開発などを他社に先駆けてスタート。創業者ルノー氏の情熱を継承しながら、現代のリスニングスタイルに適応したサウンドとインテリア性に優れた製品を開発設計している。
Borea Connect
いずれもステレオペアで展開。2機種に共通する特徴として、aptX HDに対応したBluetooth受信機能と、USB-B入力、Phono(MM)入力、さらにHDMI ARCも搭載。スマートフォンからワイヤレスで音楽を再生、PCとUSB接続、ターンテーブルと直接接続、テレビともHDMIで接続できる。
ライン入力、同軸デジタル、光デジタル入力、3.5mmステレオミニジャック、サブウーファー出力も搭載。様々なリスニングスタイルに対応できる。
ツイーターは、EFS(Efficient Flow System)と呼ばれる次世代システムを搭載。歪みの少ない25mmシルクドームと、広域の拡散を均一化する特殊設計のフェーズプラグを融合させることで、指向性を大幅に低減。さらに、広いリスニングポジションも実現。ウェーブガイドが反射、回折を抑制し、高音域を驚くほどクリアに再現できるという。
磁気回路にはネオジムマグネットを採用。冷却システムとの連動させ、優れたパワーハンドリングを実現したという。
ミッドレンジの振動板は、100%天然セルロース紙で作られたペーパーコーンを採用。TRIANGLE独自技術の結晶という振動板で、中音域の不要な着色を排除し、自然で生き生きとしたボーカルを再現できるという。コーンのプロファイルも再設計しており、剛性が向上、より広範な周波数応答を実現している。
エンクロージャーはバスレフ型。アンプは、スピーカーユニットに合わせて独自開発したClass Dアンプ。DACチップにはESS「9018K2M」を採用。USB接続時にはPCM 384kHz/32bit、DSD256までの再生ができる。
ユニットサイズは、BR02 Connectのツイーターが25mm、ウーファーが13cm。周波数特性(+/-3dB)は56Hz~22kHz、出力パワーは50W×2。外形寸法は176×274×310mm(幅×奥行き×高さ)で、重量はアンプ内蔵側が6.1kg、パッシブ側が5.1kg。
BR03 Connectのツイーターは25m、ウーファーは16cm。周波数特性(+/-3dB)は47Hz~22kHz。出力パワーは60W×2。206×314×360mmm(幅×奥行き×高さ)で、重量はアンプ内蔵側が7.6kg、パッシブ側が6.6kg。
LN01A
ステレオペアで販売する、2ウェイのブックシェルフスピーカー。50W×2のクラスDアンプを内蔵しており、「驚くほど豊かで繊細な音を実現」したという。
Bluetooth受信が可能で、スマートフォンからのワイヤレス再生も可能。コーデックはSBC、AAC、aptXに対応する。MM対応のPhono入力も備え、レコードプレーヤーを直接接続できる。
Phono入力と切り替えだが、アナログRCA入力、3.5mmミニジャック、光デジタル、同軸デジタル入力も搭載。サブウーファー出力も備える。
ユニットは、25mmのシルクドームツイーターと、13cmのミッドウーファーを搭載。周波数特性(+/-3dB)は56Hz~22kHz。外形寸法は165×235×291mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.5kg。リモコンも付属する。