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ヤマハ、好きな楽曲をバンドメンバーになった気分で演奏できるアプリ

ヤマハは、好きな楽曲をバンドメンバーになった気分で演奏できる音楽アプリ「Extrack」をApp Storeで公開した。ダウンロードは無料。基本機能が楽しめる無料プランに加え、機能が拡張される有料プラン(7,000円/年、900円/月)も用意する。Google Playでは4月配信開始の予定。

Extrackは、楽曲データを読み込ませると、特定の楽器の音を抜き出したり、コードのリアルタイム表示ができるようになるアプリ。楽器演奏者が直面する「個人練習が単調になってしまう」「他の人との合わせ練習が気軽にできない」といった課題を解決するという。

なお、読み込めるデータはユーザーが所有している音楽ファイルのみで、音楽ストリーミングサービスの楽曲を読み込むことはできない。

操作手順1
端末内やクラウドストレージに保存している音楽ファイルから演奏したい楽曲を選択
操作手順2
分離する楽器パートを選択し、音源の分離を開始
操作手順3
分離トラック等が表示された操作画面に遷移し、アプリの各機能が使用可能

アプリには、ヤマハの音源分離技術とコード解析技術を活用した機能を搭載。

「音源分離機能」では、読み込んだ楽曲データの音声を、ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどの各楽器パートに分離。各パートの音量を自由に調整することで、「自分が演奏する楽器の音だけを聴いて耳コピをする」、「自分が演奏する楽器の音をミュートして他のパートと一緒に演奏する」、「ドラムを強調してリズムを掴みやすくする」などの練習が可能になる。

「コード解析機能」は、楽曲データからコード進行を自動的に解析して表示するもの。楽曲の再生と同期して、コードをリアルタイムに表示。ギターや鍵盤の押さえ方も表示されるため、初心者でも視覚的に演奏しやすいようになっている。

ほかにも、テンポを落として細かいフレーズの練習ができる「再生速度変更機能」、歌いやすいキーや演奏しやすいキーに簡単に移調できる「キー変更機能」、サビやソロパートへワンタッチで頭出しなどが行なえる「A-Bリピート機能」を用意する。

有料プランの場合は、分離できる楽器を最大7種類まで拡張できるほか、分離できる曲数が無制限、ライブラリへの保存も最大50曲まで増やすことができる。

アプリ公開を記念し、8月までは有料プランを無料開放するキャンペーンを実施する。

無料プラン有料プラン(Extrack Pass)
7,000円/年
900円/月
分離できる
楽器の種類
最大4種類
(Drums/Bass
/Vocal/Others)
最大7種類
(Drums/Bass
/Vocal/Guitar
/Piano/Brass
/Others)
分離できる
曲数
1カ月あたり
5曲まで
無制限
Extrack
ライブラリへの保存
5曲50曲(iOS)
10曲(Android)