三菱、12セグ/ワンセグチューナ搭載の2DIN AVナビ2製品

　三菱電機株式会社は、地上デジタルチューナを搭載したHDD内蔵の2DIN AVナビ2モデルを7月1日より発売する。ともに価格はオープンプライス。店頭予想価格はSDカードスロットなどを備えた上位モデル「NR-HZ001DP」が25万円前後、SDスロット非搭載の下位モデル「NR-HZ750CDDP-2」が23万円前後の見込み。

　また上記2モデルに含まれる車載用地デジチューナ「TU-300D」の単品販売も6月1日より行なう。こちらも価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65,000円前後の見込み。

NR-HZ750CDDP-2	TU-300D

　7型/ワイドQVGA液晶ディスプレイを備えたHDDナビ2モデル。ともに2DINのナビゲーション/オーディオ部と地デジチューナユニット(TU-300D)に分かれる。ナビ部にはDVD/CDプレーヤーも装備している。

　標準装備の地デジチューナは12セグ/ワンセグ対応。同社独自の受信回路「D³AIIエンジン」を新たに搭載し、スムーズな受信/表示が可能。アンテナ4基とチューナ4基で受信する「リアル 4ダイバーシティ」を採用し、受信エリアの大幅な拡大を実現するという。EPGとデータ放送に対応。

　12セグとワンセグを瞬時に自動で切り替える「シームレス切替」機能も備える。NR-HZ001DPのみに対応するプリセット機能として、移動先でのスキャンが不要な「エリアチャンネル」を新たに追加。

　チューナユニットは外形寸法が約178×130×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量が約600gとコンパクトな設計を採用。従来モデル(TU-200D)と比べ、51%の小型化を実現したという。専用リモコンが付属する。

　ナビゲーション/オーディオ部はともに40GBのHDDを内蔵。DVDドライブも搭載し、DVDビデオや音楽CDの再生が可能。DVD-R/RWもサポートし、デジタル放送をVRモードで記録したDVD-RWも再生できる。NR-HZ001DPはVR形式の再生にも対応する。AM/FMチューナも搭載。アンプ部も最大出力45W×4ch(4Ω)と共通。

　音楽CDからHDDへ最大4倍速で楽曲リッピングが可能。HDDにはNR-HZ001DPで約3,000曲、NR-HZ750CDDP-2で約2,000曲まで録音できる。約30万タイトルのGracenoteデータベースも収録する。

　NR-HZ001DPはSDカードスロットを搭載し、静止画の取り込みやカード内のMP3/WMA/AACオーディオを再生可能。また別売のUSBアダプタ(SW-10USB)を使用することで、iPodやUSBオーディオ内の楽曲再生にも対応する。音楽形式はMP3/WMA/AACをサポート。

　NR-HZ001DPのみの機能として、擬似的に5.1ch相当の立体音響のサラウンド効果を再現する「SRS CS Audio」や、13バンドグラフィックイコライザ機能を搭載。Bluetoothレシーバも内蔵し、ハンズフリーなどのプロファイルをサポート。Gracenoteデータベースのダウンロードも行なえる。

　ナビ機能では、ともに新開発のナビ専用LSIを搭載し、高速処理と高性能描画を実現。交差点を2画面で表示する「ビジュアルシティマップや」、ドライバー視点の3D表示「クルージング」などが利用可能。

　NR-HZ001DPは操作面にタッチパネル、音声認証、付属リモコン、ステアリングリモコン「ドラコンII」(別売)の4つのツールの操作性を共通化させたインターフェース「マルチリレーオペレーション」を採用。タッチパネル以外の全ての操作が可能な「フルリモコン」も同梱する。

　共通でコンポジット/アナログ音声のAV出力(RCA)を搭載。地デジなどの映像を別画面などで出力可能。またカメラ入力(RCA)も装備する。NR-HZ001DPのみ、ゲーム機などを接続可能なAV入力(RCA)を1系統搭載する。

　外形寸法と重量も共通で、約178×166×100mm(幅×奥行き×高さ)/約3.6kg。