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キヤノン、動画クリエイター向けAPS-Cミラーレス「EOS R50 V」。縦位置用三脚穴搭載
2025年3月27日 10:18
キヤノンは、動画クリエイター向けのAPS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50 V」を5月下旬に、「RFレンズ」で初めてパワーズームを内蔵した小型・軽量なAPS-C向け広角ズームレンズ「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」を7月下旬に発売する。価格はオープンで、直販価格は、EOS R50 Vのボディが113,300円、レンズキット(RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ付属)が140,800円。レンズ単品は55,000円。
EOS R50 V
EOS R SYSTEMの強みを生かしながら、さらにクリエイティブな動画機能を提供するミラーレスカメラの新シリーズ「EOS V series」として開発。動画撮影やライブ配信のニーズに応えるレンズ一体型カメラのシリーズ「PowerShot V series」とともに、「EOS/PowerShot V series」として、多様化する動画市場のニーズに対応していくという。
動画撮影中心のモードダイヤルを備えるほか、縦位置での動画撮影のための三脚用ねじ穴、カメラ前面と上部の計2カ所に配置された大型の動画撮影ボタン、動画撮影中に赤色点灯するタリーランプなど、快適な動画撮影のための機能を搭載。
ファインダーをなくすことで、動画向けアクセサリーとの親和性が高いフラットで直線的なデザインを採用。長時間撮影でも疲れにくい小型・軽量ボディーになっているという。
さらに、放熱性の高い設計により、温度上昇に起因する撮影時間への影響を低減。長時間の撮影やライブ配信にも適した仕様になっている。
APS-CサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」の組み合わせにより、自然で美しい、被写体を際立たせるボケ表現を実現。クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K/30p動画撮影に加え、4K/60p(crop)の動画撮影も可能。静止画撮影時の有効画素数最大約2,420万画素。動画撮影時には有効画素数が減少する。
EOS R SYSTEMでは初めてカラーフィルターを搭載し、シネマティックな映像表現を手軽に楽しめる一方で、CINEMA EOS SYSTEMにも搭載されている、用途に応じて画質調整が可能な「カスタムピクチャー」も搭載。細部にこだわるクリエイターのニーズにも応えるとする。
RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ
RFレンズとして初めてパワーズームを内蔵。一定速度でなめらかに被写体にズームできる。
EOS R50 Vと組み合わせると、カメラ側でパワーズーム操作も可能。レンズのズームリングでのズーム操作も可能なため、自撮り撮影などを行なう際にレンズ側から操作でき、画角調整が容易になっている。
ズーム速度はズームリングの回転角度に応じて低速と高速の2段階で設定可能。ズーム時に鏡筒が繰り出さない全長固定とすることで、カメラ全体の重心が変化しにくいため、バランス調整が重要なジンバル撮影時などにおいても、快適で安定した撮影ができるという。