ペガシス、「MPEG Editor 3」がTSの5.1ch AACに対応
-ドルビーデジタル5.1ch出力も。アップデータ公開
3月27日公開
TMPGEnc MPEG Editor 3 |
株式会社ペガシスは27日、Blu-ray Disc記録に対応するMPEGカット編集ソフト「TMPGEnc MPEG Editor 3」のアップデータを公開した。
最新版となるVer.3.1.0.90では、新たにMPEG-2 TSファイル内に含まれる5.1ch音声の入力に対応した。従来はTSファイル内のAAC音声は2chまでの対応だったが、より多くのAAC音声使用MPEG-2 TSファイルが入力可能となる。なお、出力時の音声はMPEG-1 AudioLayer2やドルビーデジタル、リニアPCMのいずれかに再変換される。
Ver.3.1.0.90のアップデート内容は以下の通り。
- ドルビーデジタル 5.1ch出力に対応
- AAC 5.1ch 入力に対応
- AAC音声入力時のチャンネルモード判別の変更機能を追加
- 環境設定「マルチスレッドの設定」に動き検索で使用するメモリ量を減らす設定を追加(初期値ON。ただしONでは若干速度が低下する)
- 環境設定「マルチスレッドの設定」にファイル読み込みキャッシュの設定を追加
【機能追加】
- 【修正】
- 1,920×1,080プログレッシブのクリップを読み込ませて高速サムネイルスクロールを行なうと、画像下部にノイズが発生する問題を修正
- カット編集をした際、違う映像が一瞬表示される場合がある問題を修正
- BDAV出力時、MP2音声のジョイントステレオが使用できなかった問題を修正
- シーンチェンジ検出完了時、シーンチェンジ直前のフレームが表示されて完了してしまう場合がある問題を修正
- TSファイルを読み込ませた際に、先頭に長時間の静止画が入ることがある問題を修正
- 特定のTSファイルが読み込めないことがある問題を修正
- MPEGツールの「多重化(高度)」で一つのファイルにドルビーデジタル/リニアPCMストリームを2本以上正常に多重化することができない問題を修正
- ドルビーデジタルドルビーデジタル音声出力で、クリップの繋ぎ目やカット編集ポイントで音声が微妙に欠損し、音ズレが発生してしまう可能性がある問題を修正
- VCDの素材を追加して再エンコード部分解析を行なうと、解析終了時にゼロ除算エラーが発生する問題を修正
- 追加ウィザードからDVDタイトルを追加後、アプリケーションを終了させるとエラーが発生することがある問題を修正
- MPEG-1 SystemStream、MPEG-2 ProgramStreamの多重化で、適切なPESにPTSが付加されない場合がある問題を修正
- クリップの音声が、量子化ビット数20/24bitのリニアPCMだった場合、入力設定画面で16bitと認識されていた問題を修正
- その他細かい修正
(2009年 3月 27日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]