サイバーリンク、PowerDVD 10でRadeonのBD 3D再生に対応

-11月にアップデート予定。「Radeon HD 6800」が対象


Radeon HD 6870
 台湾のサイバーリンクは25日、再生ソフト「PowerDVD 10」をバージョンアップし、AMDのビデオカード「Radeon HD 6800」シリーズの動画再生支援UVD3(ユニファイド・ビデオ・デコーダ)とHDMI 1.4a出力を使い、Blu-ray 3Dの出力に対応させると発表した。アップデートは11月を予定している。

 アップデートすることで、Radeon HD 6800の再生能力を最大限に引き出し、最大ビットレート60MbpsのBlu-ray 3D MVCフォーマットに対応できるとしている。

 「Radeon HD 6800」シリーズは、米AMDが現地時間の10月21日に発表した新製品。「HD 6870」、「HD 6850」などがこれにあたる。処理能力の強化と共に、3D映像の出力に対応したのが特徴。3D方式はRealDやXpanDといった業界標準規格を採用しており、3DメガネなどはAMDからは提供せず、3Dテレビのように3D液晶と3Dメガネがセットになったものを利用する形をとっている。

 Blu-ray 3Dだけでなく、ゲームの3D表示にも対応。また、映像面ではビデオ再生支援エンジンを進化させ、前述の3D MVCフォーマットに対応したほか、MPEG-2/MPEG-4 part 2(DivX/xVid)の再生支援も実現している。


(2010年 10月 27日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]