TI、ネットワークオーディオ機器開発キット「nSDK」

-DSP「Aureus」向け。DLNA/UPnP対応。開発期間短縮


DA8x Aureus

 日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は18日、DLNAなどに対応したネットワーク・オーディオ機器の開発をサポートし、市場投入までの時間を短縮できるというメーカー向けの開発キット「nSDK」(ネットワーク・オーディオ・ソフトウェア・デベロップメント・キット)を発表した。

 TIのオーディオDSP「DA8x」Aureus(オーリアス)シリーズ向けのSDK。主要なインターネットラジオなどに対応したAPI群を提供するほか、DLNAやUPnPなどの、ネットワーク経由の相互接続用標準規格を複数サポート。ほかにも、USBオーディオ機能に対応し、ストレージからのファイル再生や、対応製品からのPCMストリーミング再生も実現できるという。

 オーディオ・プレーヤーや、オン・スクリーン開発ツールキットも用意しており、ブラウザからの再生を簡単に制御できる検証済のソフトウェア・デザインツールも提供される。

 さらに、システムを構成する足回り部分であるオペレーティング・システム、検証済みの主要なペリフェラル・ドライバをサポート。簡単に付加価値機能を追加できるという。

 新たなサービスの追加や、最終製品のユーザー・インターフェイスのカスタマイズにも対応。提供されるソフトウェアは、そのままリファレンスデザインとして製品に組み込むことができる。


(2011年 1月 18日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]