ソニー、小型/軽量化したスポーツ用「ウォークマンW」

-防水は継承し、操作性/装着性向上。実売1万円


NWD-W263。4色のバリエーションを用意

 ソニーは、防水対応のイヤフォン/プレーヤー一体型の「ウォークマンW」新モデル「NWD-W263」を9月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。内蔵メモリ容量は4GB。本体カラーはホワイト(W)、ブラック(B)、ピンク(P)、ブルー(L)の4色。

 フレキシブルなネックバンド付きのカナル型(耳栓型)イヤフォンと、メモリ内蔵オーディオプレーヤーが一体となった製品。従来モデルのNWD-W253と同様に、ディスプレイは備えず、楽曲をダイジェスト再生することで検索する機能「ZAPPIN」を搭載する。


新色のブルーも追加した

 W253から基本的なデザインは踏襲しているものの、操作性の改善や小型/軽量化などを図った。重量は従来の約43gから約32gとなり、形状をよりコンパクトにし、フィット感を向上。コンパクト化により、女性でも自然につけられるようになったという。

 JIS IPX5相当の防水仕様。従来はマグネットで左右ハウジングを固定することで電源OFFとしていた。しかし、「マグネットがカバンの中で外れて誤作動し、気づくとバッテリがない」というユーザーからの声もあり、W263では電源オン/オフスイッチを装備し、誤動作を防いでいる。

 また、従来モデルでは音量調整ボタンと再生停止のジョグバーなどの操作系が右ユニットに集中。この操作を間違うという意見が寄せられていたという。そこでW263では、右に再生/停止ボタンと、曲送り/戻し操作ボタンを配置。左側にシャッフルとボリュームを割り当てることで、誤動作を防止する。

 イヤフォンはカナル型で、13.5mm径ユニットの「EXヘッドフォン」を採用。再生フォーマットは、従来と同じくATRAC/MP3/WMA/AAC/リニアPCM(WAV)で、moraで購入した曲などDRM付きファイルには非対応。楽曲の転送はドラッグ&ドロップ、または付属の楽曲管理/転送ソフト「x-アプリ」や、「Content Transfer」で行なえる。

ピンク13.5mmユニットを採用。操作ボタンは左、右に振り分けられた電源ボタンを新搭載

 楽曲のダイジェスト再生機能「ZAPPIN」を引き続き搭載し、「x-アプリ」で12音解析した曲の場合、サビに相当すると判断された部分を抜き出して連続再生できる。充電はUSB経由で行なうがUSB端子はUSBマイクロに変更された(従来はミニ)。3分充電で約60分の再生が可能で、連続再生時間は約8時間(従来は11時間)。S/M/Lのイヤーピースが付属する。

 また、専用のキャリングケース「CKS-NWW260」も9月10日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2,000円前後。ケースの表生地はポリウレタン、裏生地はポリエステルで、水分を拭き取りやすくしている。バッグやベルトへの装着も可能で、外形寸法は115×100×50mm、重量は約63g。

CKS-NWW260

(2011年 8月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]