ニュース
フォステクス、42,000円のDSD対応ヘッドフォンアンプ
「HP-A4」を11月28日発売。ハイレゾ対応再生ソフトも
(2013/10/24 13:09)
フォステクスカンパニーは、DSDや24bit/192kHzまでのPCM音源再生に対応するDAC搭載ヘッドフォンアンプ「HP-A4」を、11月28日に発売する。価格は42,000円。
ハイレゾ音源再生に対応し、USBバスパワーで動作するUSB DAC兼ヘッドフォンアンプ。DACはバーブラウンの「PCM1792A」を搭載。2010年1月発売の「HP-A3」との違いとして、5.6MHzまでのDSDや、24bit/192kHzまでのPCMに対応していることが特徴。
入力はUSBと光デジタル。USBはDSD(2.8MHz/5.6MHz)と24bit/192kHzまでのPCMに対応、光デジタル入力は、最高24bit/192kHzのPCMのみとなる。USB接続時は内蔵の水晶発振器によるアシンクロナス・モード(非同期モード)で動作し、DSD再生時にはDoP(DSD Audio over PCM Frames)とASIO方式に対応する。USB接続時の対応OSはWindows XP/Vista/7/8とMac OS X 10.6以降。
HP-A4の発売に合わせて同社USB DAC専用のパソコン向け再生ソフトウェア「FOSTEX Audio Player」を提供。HP-A4と上位モデルのHP-A8で利用可能となっており、USB経由でDSD(2.8MHz/5.6MHz、.dsf/.dff)や192kHzまでのWAV/FLAC、MP3の再生が可能。対応OSはWindows Vista/7/8とMac OS X 10.7以降で、WindowsではDoPとASIO 2.1が利用可能、MacはDoP方式をサポートする。RAMバッファ再生(Expand to RAM)の採用により高音質再生が行なえるほか、プレイリスト作成/再生や、リピート/シャッフル再生などに対応する。
なお、HP-A8ユーザー向けに、11月上旬から「FOSTEX Audio Player」のベータ版を同社ホームページで公開予定としている。
出力はヘッドフォン(ステレオ標準)と、光デジタル、アナログ音声(RCA)。ヘッドフォンのゲインはHI/LOの2段階で切り替え可能で、出力は100mW(32Ω)/20mW(300Ω)。音源に合わえてロールオフ特性やカットオフ周波数を切り替えられるデジタルフィルターも搭載している。周波数特性は20Hz~80kHz。
デジタル出力は24bit/192kHzまで対応。microSDカードスロットを装備し、将来のファームウェアアップデートに利用できる。外形寸法は113×155×34mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約500g。USBケーブルやゴム足が付属する。