ニュース
ソニー、イネーブルドスピーカー搭載の3.1.2chサウンドバー。SW付きで約6.1万円
2025年5月12日 10:06
ソニーは、イネーブルドスピーカーを搭載し、Dolby Atmos/DTS:Xに対応した3.1.2chサウンドバー「HT-B600」(BRAVIA Theatre Bar 6)を5月31日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は6.1万円前後。
2023年4月に終売したサウンドバー「HT-G700」の後継機。サブウーファー別体による迫力ある低音はそのままに、立体音響を実現するイネーブルドスピーカーを新たに搭載。さらに2ch音源も立体音響化するアップミックス技術を採り入れるなど、サウンド面を強化した。
「同クラス帯で搭載しているサウンドバーが実は少ない」(担当者)と話す、イネーブルドスピーカーを搭載しているのが特徴。筐体左右に内蔵されたフルレンジユニットが、天井方向へサウンドを放出。天井の反射により、包み込まれるようなオーバーヘッドサウンドを実現した。
バースピーカーで立体音響を実現させているのが、独自のバーチャルサラウンド技術。
縦方向の音の広がりを切れ目なく広げ自然につなぎ合わせる「Vertical Surround Engine」と、横方向の音場を生み出す「S-Force PROフロントサラウンド」を組み合わせることで、Dolby AtmosやDTS:Xコンテンツを臨場感あふれる3次元の音響で楽しめる。
B600では、あらゆるコンテンツを立体音響化するアップミキサー機能が新搭載。独自のアルゴリズムで、音声をリアルタイムに分析して音源に応じた分離・抽出を実施。リモコン上部の「サウンドフィールド」ボタンを押すだけで、テレビ放送やYouTubeなどの2chコンテンツも、臨場感あふれる立体音響にアップミックスしてくれる。
前モデルからスピーカーユニットが変更されているのもポイント。
上位モデル「HT-A5000」同等のユニット(X-Balanced Speaker Unit)にすることで音の解像感が向上し、クリアな音質を再現している。またセンタースピーカーがあることで音像の定位が上がり、セリフや人の声が聴き取りやすくなっているという。
150W出力のサブウーファーを同梱。低音再生に特化したサブウーファーをバースピーカーと別体にすることで、内蔵サブウーファーよりも重厚感のある重低音を実現している。
機能面では、アプリ「BRAVIA Connect」による設定・操作や視聴位置に応じた音場補正機能(手動)を新たに搭載。人の声を聞き取りやすくする「ボイスズーム3」や、クイック設定からサウンドバーのメニューが設定・変更できるブラビア連携機能にも対応する。
入出力は、HDMI出力(eARC/ARC)と光デジタル音声入力が各1系統。