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三菱、Hybridcast対応のレーザー光源/レコーダ内蔵TV

50/39型「REAL LASERVUE LSR6」。Bluetoothで体組成計連携

50型「LCD-50LSR6」

 三菱電機は、赤色レーザー光源と、青色/緑色LEDを使った新バックライトシステムにより色再現性を向上した液晶テレビ「REAL LASERVUE(リアルレーザービュー)」の新モデル「REAL LASERVUE LSR6シリーズ」2機種を3月21日より発売する。50型「LCD-50LSR6」と、39型「LCD-39LSR6」を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は50型が33万6,000円前後、39型が25万2,000円前後。

 バックライトに赤色レーザー光源と青色用/緑色用のLEDを使用し、広色域化した液晶テレビ。BD/HDDレコーダ機能も内蔵する。HDD容量は、50型が2TB、39型が1TB。別売USB HDDへの録画も可能。タニタの体組成計と連携して健康管理ができる「REALウェルネス」にも対応している。

 2013年10月発売の「LSR5シリーズ」との大きな違いは、'13年9月からスタートした放送通信連携の「Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」に対応した点。NHKの対応サービスをテレビ画面に表示/利用できるほか、スマートフォン/タブレットアプリでのHybridcast対応を、6月頃に予定している。そのほか、HEMS(Home Energy Management System)対応の同社機器(一部)と連携可能。対応機種の情報をテレビで操作/確認できる。

 パネル解像度は50型/39型ともに1,920×1,080ドットのフルHD。 地上/BS/110度CSデジタル放送のトリプルチューナとBD/HDDレコーダを内蔵し、最大12倍(約2Mbps)の長時間録画や、2番組同時録画に対応。Blu-ray 3D再生にも対応する。BD再生中も録画が可能。なお、2番組同時録画中は、2番組ともデジタル放送のDRモード時のみ、BD再生ができる。SDカードやUSB経由でAVCHDビデオカメラの映像をHDDにダビングしてBDに書き込むことも可能。JPEG静止画の場合、SDカードから直接BD-REにダビングできる。

バックライトに赤色レーザーと、青/緑用のLEDを搭載。広色域化を図っている

 内蔵スピーカーは、合計10基の「DIATONE NCV 10連スピーカー」。センタースピーカー×2と、サイドスピーカーは左右各×2、ウーファも左右各×2で構成。振動板にカーボンナノチューブを配合したNCVスピーカーにより、チタン並の伝搬速度と紙コーン並の適度な内部損失を両立したという。スピーカー部のエンクロージャはバスレフ。出力は総合50W。

 HDMI入力は2系統(うち1系統はARC対応)。その他の入力端子は、コンポジット×2とi.LINK(TS)×1。光デジタル音声出力や、ステレオミニの音声出力、ヘッドフォン出力、Ethernet、USB、SDカードスロットも備える。ネットワークサービスは、前述のHybridcastのほか、アクトビラ ビデオ・フルやTSUTAYA TVに対応。本体に無線LANは搭載しないが、無線LANルーターを使ってiPhone/iPad/iPod touchからテレビを操作できるリモコンアプリも用意する。

 Bluetoothを内蔵し、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信して聴くことが可能。また、従来モデルのLSR5シリーズなどと同様に、タニタの体組成計と連携する「REALウェルネス」に対応。対応の対組成計「BC-505」で計測した体重や体脂肪率などの計測結果を、Bluetoothでテレビに伝送し、テレビ画面上で確認できる。従来モデルからの機能改善として、グラフの表示期間は、4週間/3カ月に加え、半年/1年間の表示も可能となった。

 本体デザインは、アルミベゼルの上下部分をダイヤモンドカッターで傾斜加工することで輝きを持たせたことなどが特徴。消費電力と年間消費電力量は、50型が157W、141kWh/年で、39型が120W、111kWh/年。スタンドを含む外形寸法と重量は、50型が113.2×36.3×81.1cm(幅×奥行き×高さ)、28.3kg。39型が88.9×36.3×67.4cm(同)、22.4kg。リモコンが付属する。

(中林暁)