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ティアック、DSDネイティブのハイレゾポータブルプレーヤー発売を予告

 ティアックは、同社のオーディオ新製品として、DSDなどのハイレゾ楽曲を再生可能なポータブルプレーヤーを開発中であることを、ドイツ・ベルリンで行なわれている「IFA 2014」において明らかにした。発売日や価格は明らかにしていないが、特別にプロトタイプを見ることができた。

ティアックは、IFA 2014でGibsonグループとしてオンキヨーらと共同で出展している。写真はブースの展示内容

 今回見たプロトタイプは製品版ではなく、写真は掲載できない。また、細かな点は今後変わるかもしれないが、筆者の印象としては同社ポータブルアンプ「HA-P50」の流れを汲む本体デザインだと感じた。

 基本的な製品仕様は、ディスプレイを備え、SDカードからDSD 5.6MHzのファイルを含むハイレゾ楽曲が再生可能なオーディオプレーヤー。DSD再生はDoP(DSD over PCM)ではなくネイティブ再生となる。前述のHA-P50と同じくディスクリート構成のアンプを内蔵し、ヘッドフォンアンプとしても利用できるという。

写真は、ティアックが3月より販売しているDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「HA-P50」

 同社のハイレゾ対応製品は、USB DACやプリメインアンプ、スピーカーの「Reference」シリーズなどで知られ、DSDを含むPCオーディオへも積極的に取り組んでいるが、今後はポータブルにも注力していくとのことだ。詳細は、正式な発表があったときにお伝えしたい。

 ティアックは「IFA 2014」において、Gibsonグループとして、オンキヨーらとともにブースを出展している。展示された新製品などについては、別記事でレポートする。

(中林暁)